今度はWikipediaのBudget of NASA(NASAの予算)を訳してみました。
間違ってるところがあったらそれはごめんさい。
このページはWikipediaのページを訳しただけの公平な内容ですが、ブログ全体はアポロ捏造説について書かれています。人によっては受け付けないと思いますので、そういう人は他のページは参照されないよう、くれぐれもご注意ください。
Budget of NASA(NASAの予算)
NASA記章 概要 設立: 1958年7月29日 年間予算: 193億ドル (2016年は総予算約4兆ドル の約0.486パーセント) |
年間予算、1958年-2015年
以下に記載されている年ごとの内訳を見ると、NASAの1958年から2011年までの予算の合計総額(名目上のドルで)は5261.78億ドルに達し、年平均で99.28億ドルとなっています。比較として、国立科学財団(NSF)は1015億ドル、つまり年20億ドルであり、NASAの支出のおよそ1/5でした。NASAの2011年度の会計予算184億ドルは、アメリカの連邦予算3.4兆ドルの約0.5%を占め、アメリカの科学技術研究の総支出の約35%となっていました。行政予算管理局と空軍年鑑によれば、(インフレの調整をした)実質ベースで測定すると、総額は7900億ドル、つまり50年の歴史において年平均158.18億ドルとなっています。
1958年から2012年までの期間における 連邦予算全体から見たNASAの予算の割合 |
NASAの年間予算の履歴(100万USドル)
|
|
NASA雇用者数
年度
|
総計
|
NASA
(社内)
雇用者数 |
請負業者
(社外)
雇用者数
|
||
#
|
%
|
#
|
%
|
||
1959 |
Unknown
|
9,235 | |||
1960 | 46,700 |
~13,500
|
~29%
|
~33,200
|
~71%
|
1961 | 75,000 |
~17,300
|
~23%
|
~57,800
|
~77%
|
1962 | 139,200 |
~22,300
|
~16%
|
~117,000
|
~84%
|
1963 | 284,300 |
~37,000
|
~13%
|
~247,300
|
~87%
|
1964 | 379,600 |
~38,000
|
~10%
|
~341,600
|
~90%
|
1965 |
411,000
ピーク
|
~41,100
|
~10%
|
~369,900
|
~90%
|
1966 | 396,000 |
~31,700
|
~8%
|
~364,300
|
~92%
|
1967 | 309,100 |
~37,100
|
~12%
|
~272,000
|
~88%
|
1968 | 246,200 |
~29,500
|
~12%
|
~216,700
|
~88%
|
1969 |
~218,000
|
34,197 |
~16%
|
~180,000
|
~84%
|
1970 | 32,779 | ||||
1971 | 30,678 | ||||
1972 | 28,501 | ||||
1973 | 26,855 | ||||
1974 | 26,068 | ||||
1975 | 25,683 | ||||
1976 | 25,482 | ||||
1977 | 24,241 | ||||
1978 | 23,850 | ||||
1979 | 43,312 | 23,360 |
~54%
|
19,952 |
~46%
|
1980 | 43,764 | 22,470 |
~51%
|
20,294 |
~49%
|
1981 | 44,436 | 22,736 |
~51%
|
21,700 |
~49%
|
1982 |
42,399
最低
|
22,310 |
~53%
|
20,089 |
~47%
|
1983 | 43,196 | 22,534 |
~52%
|
20,662 |
~48%
|
1984 | 44,735 | 21,870 |
~49%
|
22,865 |
~51%
|
1985 | 46,784 | 22,316 |
~48%
|
21,423 |
~52%
|
1986 | 45,647 | 21,960 |
~48%
|
23,687 |
~52%
|
1987 | 44,379 | 22,646 |
~51%
|
21,733 |
~49%
|
1988 | 52,224 | 22,823 |
~44%
|
29,401 |
~56%
|
1989 | 22,893 | ||||
1990 | 24,566 | ||||
1991 | 25,741 | ||||
1992 | 25,421 | ||||
1993 | 24,731 | ||||
1994 | 24,265 | ||||
1995 | 23,075 | ||||
1996 | 19,693 | ||||
1997 | 21,508 | ||||
1998 | 20,238 | ||||
1999 | 19,272 | ||||
2000 | 18,981 | ||||
2001 | 18,872 | ||||
2002 | 19,073 | ||||
2003 | 18,999 | ||||
2004 | 19,097 | ||||
2005 | 19,388 | ||||
2006 | 18,737 | ||||
2007 | 18,527 | ||||
2008 | 18,520 | ||||
2009 | 18,567 | ||||
2010 | 18,618 | ||||
2011 | 18,744 | ||||
2012 |
~79,000
|
~19,000
|
~24%
|
~60,000
|
~76%
|
アポロ計画のコスト
NASAの予算はアポロ計画の 行われている1966年にピークに 達しました。 |
1966年3月に、NASAの職員は、1959年から72年までにアポロ計画で使い果たしたコストは推定227.18億ドルになるだろうと議会で話しました。総費用は1969年のドルの価値で200億ドルから254億ドルの間(2007年のドルの価値では約1360億ドル)であることが判明しました。
アポロ宇宙船とサターンロケットのコストは2005年のドルの価値で約830億ドルにもなりました。アポロ宇宙船のコストが280億ドル、これには司令船・機械船の170億ドルと月着陸船の110億ドルが含まれています、それと打ち上げロケット(サターンI、サターンIB、サターンV)が2005年のドルの価値で約460億ドルでした。
NASAの資金の経済的な影響
ミズーリ州カンザスシティのMRIGlobal(旧ミッドウェスト研究所)によって発表された論文「刺激的な技術的活動の経済的な影響」中に書かれている「通信衛星の技術的進歩と商業化」によると、NASAの1971年11月の調査は、1958年から1969年の間に民間人の宇宙の研究開発で使った250億ドル(1958年のドルの価値で)は、1971年には520億ドルに膨らんでおり、この投資を返すための割引率が33%で続くと、完済するには1987年までかかり、その時には総支払額は1810億ドルになっているだろう、と結論付けました。
英国の科学誌ネイチャーの1992年の解説で、次のようなレポートがありました。
NASAのプログラムの経済的な利益は、一般的に理解されているよりもずっと大きい。主に恩恵を受けているのはアメリカ国民であるが、その幸運の由来を理解さえしていないかもしれない。
NASAの経済的影響におけるその他の統計は、1976年のチェイス計量経済学・アソシエイツ社のレポートで見ることができ、1989年のチャップマンの研究レポートによっても裏打ちされています。その中では、1976年から1984年の8年間で、NASAのテクノロジーの非宇宙への259の応用が分析され、さらに次のようなことも判明しました。
- 216億ドルの売り上げ高と利益
- 352,000人の(主に技術職の)雇用創出
- 3550億ドルの連邦法人所得税
2014年、アメリカヘリコプター協会は、回転翼航空機の年間予算が2000年の5000万ドルから2013年には2300万ドルになり商業機会にも影響を与えるということで、NASAと政府を批判しました。
一般の認識
宇宙飛行で一歩先を行く初期のソビエトによってもたらされた国家安全保障上の脅威が、インフレを調整したドルの額面においても連邦予算の総額からのパーセンテージ(1966年で4.41%)の観点においても、NASAの予算をピークにしました。しかし、宇宙開発競争のアメリカの勝利-月面の有人着陸-は、認識されていた脅威を消失させ、そしてNASAは地球軌道の再利用可能なシャトル、恒久的な宇宙ステーション、月面基地、また有人火星ミッションといった、より一層のチャレンジを伴う宇宙輸送システムというビジョンのための政治的な支援を維持することはできませんでした。唯一規模の縮小したスペースシャトルだけが承認され、NASAの予算は1976年にはちょうど1%に引き下げられ、そして1986年には0.75%にまで減りました。その後1992年には1.01%と少し増加しましたが、2013年には約0.49%に低下しました。
アメリカ国民は、一般的に、連邦予算におけるNASAの予算の割合が実際よりも多いと考えています。1997年の世論調査ではアメリカ人は連邦政府予算のNASAの割合が平均して20%と見積もられており、1990年代後半や2000年の最初の10年を通じて維持されていた1%以下という値、実際には0.5%と比べてはるかに高い数値だった。ほとんどのアメリカ人が2009年の個人所得税を通じてNASAに支払ったのは9ドル未満と推定されました。
しかし、NASAの予算を1970年から1990年のレベルに資金を戻そうとするロビー活動と同様に、一般認識と現実の値の不一致を伝えるための動きが近年みられています。2012年3月に行われた米国上院の科学委員会で、天体物理学者ニール・ドグラース・タイソンは「NASAの年間予算はあなたの税金1ドルの中の1セント硬貨半分ぶんにしか相当しない。これを2倍にすることで、悲観的で意気消沈しそして疲弊した経済闘争の国から明日への夢のある20世紀として与えられるべき権利を持てる国に、私たちは変えていくことができる。」と証言しました。タイソンの擁護発言に触発され、Penny4NASAキャンペーンがジョン・ツェラーによって2012年に始まり、NASAの予算が2倍の連邦予算の1%、すなわち「1ドル中の1セント」になりました。
国民が認識できるよう、そしてNASAが資金提供するプログラムと技術がどれだけ大きな利益をもたらすかという意識を高めるのに、NASAはスピンオフの出版物を出すことにしました。これは技術利用プログラムレポートの直接の派生物で、利用可能なNASAの技術や支援情報を受けるための現在進行中の要求事項について科学界に知らせるための出版物でした。NASAのスピンオフに書かれたページによれば、これらのレポートに書かれた技術によって、技術移転コンセプト、その成功、一般にも認識できるツールとしての利用といった面で関心を広めることができました。レポートは一般の人々の強い関心を得て、NASAはそれらのレポートを魅力的な出版物にすることに決めました。このようにして、スピンオフの最初の4色カラー版が1976年に出版されました。
関連法規
- 1961— Apollo mission funding PL 87-98 A
- 1970— National Aeronautics and Space Administration Research and Development Act, PL 91-119
- 1984— National Aeronautics and Space Administration Authorization Act, PL 98-361
- 1988— National Aeronautics and Space Administration Authorization Act, PL 100-685
- 2005— National Aeronautics and Space Administration Authorization Act of 2005, PL 109-155
- 2010— National Aeronautics and Space Administration Authorization Act of 2010
- 2014– (proposed) National Aeronautics and Space Administration Authorization Act of 2014 (H.R. 4412; 113th Congress)
アポロ計画捏造説#59 につづく
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