次にNASAとJAXAの関係について調べてみたいと思います。
どうしてそう思ったかというと、1976年のルナ24号以降の月探査ミッションをまとめましたが、かぐやが一番最初にアポロの痕跡を写していたからなのです。
ミッション名 | 機関 | 打ち上げ日 | ミッション終了日 | 目的 | 特記事項 (主にアポロとの関わり) |
---|---|---|---|---|---|
かぐや |
JAXA
|
2007.9
|
2009.6
|
月周回軌道
|
アポロ15号噴射跡撮影(2008.5) |
LRO |
NASA
|
2009.6
|
月周回軌道
|
アポロ着陸地点撮影 (2009.7 / 2011.9) |
NASAとJAXAの比較
NASA | JAXA | |
---|---|---|
名称 | アメリカ航空宇宙局 (National Aeronautics and Space Administration) | 宇宙航空研究開発機構 (Japan Aerospace eXploration Agency) |
国 | アメリカ | 日本 |
目的 | 平和的な利用だけでなく軍事的な目的も持つ | 平和的な利用 |
予算 | 180億ドル(1.8兆円) ※ | 2099億円 ※ |
人員 | 17,900人 ※ | 1524人 ※ |
設立 | 1958年 | 2003年 宇宙開発事業団/航空宇宙技術研究所/宇宙科学研究所と統合 |
軍事的なミッションなども持っているからだと思いますが、NASAはJAXAの10倍近い規模となっています。
NASAとJAXAの技術的な関わり
人工衛星技術のアメリカからの技術供与
1970年に宇宙開発事業団は日本初の人工衛星おおすみの打ち上げに成功しました。一方、事業団の実用液体ロケットエンジンの開発は遅れていました。そこで事業団は、米国と協定を結び、平和利用と輸出禁止を条件に技術供与を受けることになりました。技術格差から日本側に不利な条件での協定となったのですが、おおすみの成功によって自力での衛星打ち上げが可能であることを証明したため、米国もかなり譲歩することとなりました。
この協定によって宇宙開発事業団は独自ロケット開発計画であるQ計画・N計画を諦め、米国の技術供与とライセンス生産によって技術を習得する新N計画を進めることになりました。
その後、日本のロケット技術はアメリカの管理下になりました。
具体的には打ち上げの際には米国の許可が必要であったり、一部技術がブラックボックスで習得出来ないなどの弊害がありました。
純国産H-IIロケットができたのは1994年のことでした。
人工衛星のNASAの協力
ゆりやBS-3Hなどの多数の人工衛星がNASAの打ち上げ施設で打ち上げられました。
TRMM(熱帯降雨観測衛星)、あすか、ひのでなどはNASAと合同ミッションで行われました。
みどりなどの観測衛星の計測装置はNASAのものも多数利用されました。
情報収集衛星はNASAやNORADで公開された情報の転載もしました。
宇宙実験・観測フリーフライヤの回収はNASAの協力のもと実施しました。
国際宇宙ステーション
国際宇宙ステーション(ISS)はアメリカ、ロシア、日本、カナダ及び欧州宇宙機関 (ESA) が協力して運用している宇宙ステーションとなっています。1999年から軌道上での組立が開始され、2011年7月に完成しました。現在も運用中となっています。
中国はISSの参加を打診したことがあると発言しているが、実現していません。
インドもISSへの参加を希望しているが、他の参加国の反対のため実現していません。
※ISSにも偽装ではないかという陰謀論が存在します。
火星調査用ロケットのエンジンの共同開発
2013年7月のニュースによると、2020年以降のNASAの有人宇宙船や火星探査用ロケットに三菱のロケットを採用するようNASAとJAXAが交渉していると報道されました。技術面における動作の一致や多大な信頼性が要求されますから、実質共同開発ということとなります。
アポロ計画と同じ技術を使用したミッション
アポロ計画のために作られた架空の技術を用いて行われたミッションです。
スイングバイはアーサー・C・クラークが考えたSF上の設定です。(※アポロ計画捏造説#68 参照)
月遷移軌道はファンタジーです。(※アポロ計画捏造説#70 参照)
さきがけ / すいせい
2つともハレーすい星探査機。
さきがけは1985年1月、すいせいは1985年8月に打ち上げられました。
さきがけは日本の探査機では初の地球スイングバイを実現しました。また月スイングバイも実施しました。
この時はまだアメリカの管理下にありました。
ここから日本の偽装が始まったのかもしれません。
ひてん
月探査機。
1990年1月に打ち上げられました。
月スイングバイを実施しただけでなく、軌道を変える2重月スイングバイというのも実施しました。
この時もまだアメリカの管理下にありました。
ひてんで行われたスイングバイの技術は、GEOTAIL(ジオテイル)、のぞみ、はやぶさに継承されました、とも説明されています。
つまり、これら3つのミッションも偽装ということになります。
GEOTAIL(ジオテイル)
磁気圏観測衛星。
1992年7月に打ち上げられました。
ひてんのスイングバイの技術を応用しています。
NASAとの国際協力で行われました。
のぞみ
火星探査機。
1998年7月に打ち上げられました。
ひてんのスイングバイの技術を応用しています。
2度の月スイングバイと地球パワードスイングバイを実施しました。
NASAは1976年のバイキング1号から複数回にわたり火星探査ミッションを行っていました。
なお、一番初めに火星に到着したのは、1973年のソ連のマルス3号となっています。
はやぶさ
小惑星探査機。
2003年5月に打ち上げられました。
ひてんのスイングバイの技術を応用しています。
地球重力圏外からのサンプルリターンに成功しました。
このミッションでは、多数NASAが支援を行っています。
- NASAはJAXAなどと共同で、観測用航空機「DC-8」から19台のカメラで「はやぶさ」の大気圏再突入を撮影しました。
- 回収後のカプセルのキュレーション作業もNASAと共同で実施しました。
- NASAの支援としてはこのほかに、ディープスペースネットワークによるはやぶさの追跡支援、エイムズ研究センターの大型加熱風洞を用いた再突入カプセルの耐熱シールド試験がありました。
- 回収した粒子は初期分析のため各研究機関に配付された他、NASAや公募によって決まった各国の研究機関でより詳細な分析を行ないました。
あかつき
金星探査機。
2010年5月に打ち上げられました。
金星でパワードスイングバイを実施しました。
金星周回軌道投入では20分の噴射を実施し実現しました。
NASAはマゼランが1989年から1994年にかけて金星探査を行っています。
はやぶさ2
小惑星探査機。
2014年12月に打ち上げられました。
地球でスイングバイを実施しました。(ひてんのスイングバイの技術の応用)
2020年末に地球へ帰還する予定となっています。
兄弟ミッション
ひのとりとソーラーマックス
太陽を観測するための地球周回の人工衛星。
- NASA(ソーラーマックス)は1980年2月から1989年12月までの間観測を実施しました。
- JAXA(ひのとり)が1981年2月から1991年7月までの間観測を実施しました。
かぐやとLRO
無人探査機による月探査。
- NASA(LRO)は2009年6月に打ち上げられ、アポロの各ミッションの着陸跡を写真に収めました。
- JAXA(かぐや)は2007年9月に打ち上げられ、アポロ15号の着陸跡を写真に収めました。
はやぶさ2とオシリス・レックス
アポロ群に分類される地球近傍小惑星の探査。両者ともサンプルリターンを目的としています。
- JAXA(はやぶさ2)は小惑星リュウグウを探査。2014年12月に打ち上げ、往復5年かけて実施予定。
- NASA(オシリス・レックス)は小惑星ベンヌを探査。2016年9月に打ち上げ、往復7年かけて実施予定。
これらのミッションも上で述べた通りで、偽装になります。
考察
はじめ日本はアメリカのロケット技術を求めて、アメリカの管理下になることを応じたんですね。
引き換えに日本も偽装に手を染めることとなりました。
日本もハレーすい星探査、月探査、火星探査、金星探査と、多数の偽装が行われました。
結局のところ、JAXAも多数偽装をしており、NASAのアポロ計画の疑惑を消すのに全力で協力せざるを得ないということです。
NASAとJAXAは運命共同体ということが分かりました。
アポロ計画捏造説#72 につづく
参考URL
Wikipedia - アメリカ航空宇宙局 / 宇宙航空研究開発機構 / 宇宙科学研究所 / 航空宇宙技術研究所 / 宇宙開発事業団 / N-Iロケット / N-IIロケット / H-Iロケット / はやぶさ (探査機) / みどり_(人工衛星) / 国際宇宙ステーション / はやぶさ2 / オシリス・レックス 他
http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2013_07_15/nasa-jaxa-kasei-misairu/
http://www.jaxa.jp/press/2008/05/20080520_kaguya_j.html
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