アポロ計画捏造説#90 月の石は南極で採取した月の隕石か?

アポロ計画捏造説#89 では、「月面に残された計測機器は-170℃~110℃という月の環境ですぐ壊れてしまうのではないか?」という謎について考察し、精密機器をこの環境で使うことは不可能だということを書きました。

次も「アポロ計画の残された謎」についてみていこうと思います。

9つ目は「月の石は南極で採取した月の隕石か?」です。

まずは アポロ計画捏造説について⑱ に書いた記事を再掲します。

月の石は南極で収集された
ウェルナー・フォン・ブラウンはNASAチームを率いて1967年に南極へ行き、月の石を収集したと噂された。その後ビル・ケイシングは私立探偵の友人ポール・ジェイコブスを雇ってワシントン州の地質調査局(the US Department of Geology)の責任者に次の質問をした。「月の石は調査したか?そしてそれらは月から来たものか?」と。地質学者は単に笑って米国政府高官が隠蔽を知っていたことを主張した。(※ビル・ケイシングについては アポロ計画捏造説について⑬ を参照)

反論
フォン・ブラウンは確かに1967年に南極に行ってきたが、この主張は信じ難い。なぜ彼はそんなことをしたのか?推進・誘導システムのエンジニアが月隕石サンプルを見つけて回収する専門知識を持っているとは限らない、つまり地質学者も必要とするであろう。NASAは確かに非常に有能な地質学者へのアクセスを持っていたし、ウェルナー・フォン・ブラウンはNASAに関連した著名な人だった。しかし、宇宙プログラムの実際の知識を持ってもいないのに、陰謀論者が単なる一部の知識を使って空想のシナリオを作っているにすぎません。


反論においてもフォン・ブラウンが南極に行った事実は認めています。
どのような人物だったのか再確認します。


ウェルナー・フォン・ブラウン
ウェルナー・フォン・ブラウン(1912年3月23日 - 1977年6月16日)は、科学者であり、ロケット技術開発の最初期における最重要指導者のひとりです。第二次世界大戦後にドイツからアメリカ合衆国に移住し、研究活動を行いました。旧ソ連のセルゲイ・コロリョフと共に米ソの宇宙開発競争の代名詞的な人物です。

ドイツ時代からミサイルやロケットの研究を行っていました。第二次世界大戦でもヒトラー体制の下でロケットの開発を行いました。その後SS(ナチ親衛隊)とゲシュタポ(国家秘密警察)によって国家反逆罪で逮捕されたり、ヒトラーによって釈放を助けてもらったりしました。

第二次世界大戦でドイツの敗北が確実視されたときにフォン・ブラウンは他の技術者を率いてアメリカへの亡命を希望しました。アメリカ側もドイツ兵器の科学者や研究者を望んでいて亡命を支援しました。フォン・ブラウンのメンバーの大半はソ連の捕虜となりましたが、フォン・ブラウンは無事アメリカへの亡命を果たしました。アメリカではロケット開発ばかりでなくディズニーの宇宙探検のテレビ映画製作の仕事なども行いました。平和的な利用を望んでいました。

アメリカの初の人工衛星(エクスプローラー1号)の開発からフォン・ブラウンは手がけました。その後NASAが設立したマーシャル宇宙飛行センターの初代所長を1970年まで務めました。
アポロ計画で使用されたサターンVロケットを開発しました。


フォン・ブラウンは完全な工学者です。
上記の反論が「なぜ南極で石など探す必要があるのだろうか?」であれば、こちらの言い分は「なぜ南極に行く必要があるのだろうか?」です。

今度は隕石について調べてみます。


南極隕石
かつては南極で隕石はごく僅かしか見つかっていなかったが、1969年に日本の南極地域観測隊が大量に発見したことを切っ掛けに他の国も採集を始めました。南極隕石は2010年の時点で4万8000個あり、2010年の時点で見つかっている全ての隕石のおよそ77%を占めています。

南極隕石の特徴は3点あります。
  • 数が多い
  • 雪氷上にあるため発見しやすい
  • 風化や汚染がほとんど進んでいない

また、このようにも書かれていました。

1911年、ロバート・スコットが南極点を目指す途中で隕石を発見したと記録に残しています。
1912年、南磁極付近で活動していたオーストラリアのモーソン隊が1キログラムの隕石を採集しました。


アポロ計画以降のことになりますが、南極の隕石探索チーム(ANSMET)というのがありました。


ANSMET
実際に隕石発見現場の写真があります。

このように発見できるのであれば地質学者などの専門知識は不要です。


残された謎
公式には山脈近くに建設した日本の昭和基地によって南極隕石の大量発見がもたらされたとなっていますが、1911年や1912年の南極探検が行われた際に既に隕石を発見していました。生命維持に関わるのでたくさんは持ち帰れなかったでしょうが、大量の隕石が落ちていたという噂はあがって当然だと思います。

ウェルナー・フォン・ブラウンのような工学者がその他の理由で南極に行く理由もありません。

このように考えれば、南極隕石を求めて南極に行ったのはまちがいないと思います。

月の石からは新鉱物(ヘリウム3)を発見しましたが、隕石なら考えられます。

間違いなく、月の石は南極隕石だと言えます。

ISS HOAX #1 につづく

参考URL
Wikipedia - ヴェルナー・フォン・ブラウン / ペーパークリップ作戦 / 南極隕石 / ANSMET

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