アポロ計画捏造説#87 月面で撮影したカメラのフィルムは放射線で感光してしまい持ち帰れないのではないか?

アポロ計画捏造説#86 では、「月面で浴びる太陽からの放射線に宇宙飛行士は耐えることはできないのではないか?」という謎について考察し、宇宙飛行士は強烈なX線を全身に受けており耐えられなかったということを書きました。

次も「アポロ計画の残された謎」についてみていこうと思います。

6つ目は「月面で撮影したカメラのフィルムは放射線で感光してしまい持ち帰れないのではないか?」です。

今回は アポロ計画捏造説#82 および アポロ計画捏造説#86 を踏まえて考察します。

#82 および #86 の考察結果
  • ヴァン・アレン帯は存在しない。
  • 太陽風や宇宙線は存在しない。
  • 宇宙空間では太陽からの強烈なX線や紫外線が存在する。

ハッセルブラッドカメラの特徴
  • アポロ計画ではハッセルブラッド社のカメラが使われました。
  • 月面作業用に特殊に改造されたカメラは銀塗装仕上げが行われていました。
  • フィルムはマガジンにセットされていました。光の状況が変化した場合にはマガジンを入れ替えて撮影が行われました。

マウラー社16mmフィルムカメラの特徴

  • フィルムのムービー撮影にはマウラー社の16mmフィルムカメラが使われました。
  • グローブをはめた乗組員でも簡単に取り付けおよび取り外しのできる、、あらかじめ組み込まれたフィルムマガジンで準備されました。
補足
銀塗装などの特殊な加工について記載された資料は見当たりませんでした。


X線とさまざまな電磁波
0.01nmから10nm程度の波長の電磁波をX線と呼びます。X線は地球の大気で吸収されてしまうため、地上からは観測することができません。人工衛星や気球、ロケットに観測機器を搭載し、大気圏外から観測する必要があります。太陽以外の天体からのX線放射は、当初、否定的な意見が多い中、1962年にロケット実験が行われ、宇宙はX線で明るく光っていることがわかりました。この実験を主導したジャコーニには、 この功績によりノーベル物理学賞が与えられています。その後の観測で、ブラックホールの発見、中性子星連星系の発見、銀河団高温プラズマの発見と、X線天文学は発展してきました。
現在の天文学では、全ての波長の電磁波で宇宙を観測しており、ほぼ全ての種類の天体から、X線が検出されています。
(※大阪大学天文学グループ - X線観測 参照)


太陽のメカニズム
太陽の構造
  1. 太陽中心部における水素の核融合により、ガンマ線が発生します。
  2. ガンマ線は、1500万Kという高温のために固定されずに飛び交っている電子や陽子により直進を阻害されます。
  3. 直進を阻害されたガンマ線は、近くのガスに吸収されてエックス線として放出されます。
  4. エックス線は、ガスへの吸収と放出を繰り返し、直進できるほどの外側部に到達した頃には、波長が長い電磁波(紫外線、可視光線、赤外線)となっています。
  5. 外側部の紫外線、可視光線、赤外線は太陽光として放射されます。
(※Wikipedia - 太陽光 参照)


太陽光の地球の到達
太陽光として太陽から放出された光は、地球軌道付近で約1.37kW/m2(太陽定数)のエネルギーを持っており、これが地球軌道上の人工衛星が受光できるエネルギーとなります。光子の数にして1平方メートル・秒あたり6×1021個(十垓個)以上になります。

ガンマ線は殆どが大気で遮断されます。また有害な紫外線も成層圏のオゾン層で90%以上がカットされます。可視光線、赤外光も、大気圏中での反射・散乱・吸収などによって平均4割強が減衰し、地上に到達します。大気を通過する距離が変わるため、地上の各地点で受光できるエネルギー密度は緯度や季節、時刻に従って変化します。日本付近では最大約1kW/m2のエネルギーとなっています。

最終的には、可視光や赤外線などの電磁波として宇宙へ再放射されます。
(※Wikipedia - 太陽光 参照)
地表面と地球大気表面における太陽放射スペクトルの比較


太陽からの放出時における太陽放射の組成
  • ガンマ線 - ごく微量
  • エックス線 - ごく微量
  • 紫外線(~0.4μm) - 約7%
  • 可視光線(0.4μm~0.7μm) - 約47%
  • 赤外線(0.7μm~100μm) - 約46%
  • 電波(100μm~) - ごく微量
  • ニュートリノ - 核融合によって発生するニュートリノ(太陽ニュートリノ)は、電子や陽子などに直進を阻害されないため、ほぼ全て外に放射されており、地球にも到達している。
(※Wikipedia - 太陽放射 参照)


考察
参考資料が異なるためなのですが、「X線とさまざまな電磁波」の項目と「太陽光の地球の到達」や「太陽からの放出時における太陽放射の組成」の項目に書かれたX線の考え方が異なっています。

「X線とさまざまな電磁波」は宇宙には大量のX線があることを示しています。
反対に「太陽光の地球の到達」や「太陽からの放出時における太陽放射の組成」は Wikipedia の資料なのですが、X線はごく微量と書かれていました。
しかし Wikipedia はアポロにとって都合よくまとめられています。(※アポロ計画捏造説#25 参照)
ガンマ線とエックス線について具体的な数値データを書かずに「ごく微量」とだけ書かれており、アポロのために都合のいい編集がされたことを物語っています。

今回も残念ながら正しい値はNASAに握られているようです。


残された謎
カメラのフィルムに戻ります。
フィルムはマガジンの金属でおおわれていますから、太陽からのガンマ線やエックス線といった電磁波も遮断されます。
フィルムをむき出しにしたらアウトだと思いますが、丁寧に取り扱っている限りは問題はないだろうと思いました。

感想
アポロ計画捏造説#86 にも書いた通り、人間は生きていられません。

アポロ計画捏造説#88 につづく

参考URL
アポロ計画捏造説#63
アポロ計画捏造説#65
https://www.wired.com/2013/07/apollo-hasselblad/
https://airandspace.si.edu/collection-objects/film-magazine-hasselblad-70mm-apollo-11-lunar-surface
http://wwwxray.ess.sci.osaka-u.ac.jp/OskXrayTlabHP/home/observations/index.html
Wikipedia - 太陽光 / 太陽放射

1 件のコメント:

  1. NASAは月の放つガンマ線を3100万evと発表してます
    https://www.nasa.gov/feature/goddard/2019/moon-glows-brighter-than-sun-in-images-from-nasas-fermi/

    1Mevのガンマ線を1/10にするだけで鉛なら5cmほどの厚さが必要ですが31Mevものガンマ線を防ぐにはあの宇宙服では防げないだろうしハッセルブラッドのフィルムカメラでは感光して不可能だろうと思います
    捏造写真以前にそもそも月面でフィルムカメラで写真を撮る事自体がまず不可能かと

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