次にNASAとESAの関係について調べてみたいと思います。
ESAはアポロ計画の着陸跡などは写しませんでしたが、ソ連、アメリカ、日本の次に月に探査機を送りました。(※アポロ計画捏造説#70 アポロ計画以降の月探査計画 参照)
ESAが宇宙開発でどのように絡んでいたのかをまとめてみたいと思いました。
ミッション名 | 機関 | 打ち上げ日 | ミッション終了日 | 目的 | 特記事項 (主にアポロとの関わり) |
---|---|---|---|---|---|
スマート1 |
ESA(欧州宇宙機関)
|
2003.9
|
2006.9
|
月周回軌道
|
NASAとESAの比較
NASA | ESA | |
---|---|---|
名称 | アメリカ航空宇宙局 (National Aeronautics and Space Administration) | 欧州宇宙機関 (European Space Agency) |
国 | アメリカ | ヨーロッパ各国 フランス(本部)、ドイツ、イタリアなど22カ国 ※ |
目的 | 平和的な利用だけでなく軍事的な目的も持つ | ヨーロッパ各国が共同で設立した宇宙開発・研究機関 |
予算 | 180億ドル(1.8兆円) ※ | 52.5億ユーロ(5972億円) ※ |
人員 | 17,900人 ※ | 世界中に約2000人のスタッフ ※ |
設立 | 1958年 | 1975年 欧州宇宙研究機構/欧州ロケット開発機構と統合 |
NASAとESAの技術的な関わり
前身の欧州宇宙研究機構は、打上はアメリカに依頼することで探査機や人工衛星の研究開発を行っていました。
1975年に、より効果的な宇宙開発計画の実現を目指して、欧州各国は ESA を設立し新しい打上ロケットの開発を行いました。アメリカやソ連とは対照的に無人の宇宙探査を行う科学的な研究組織でした。
ESAの最初の宇宙飛行士はドイツのウルフ・メルボルトでした。彼はSTS-9スペースシャトルのミッションに参加しました。このミッションでは1983年にヨーロッパで作られたスペースラブが初めて利用されました。STS-9は後年に続くESA宇宙飛行士の何十もの宇宙飛行を含む広範囲のESA/NASA共同パートナーシップの始まりとなりました。スペースラブの飛行や要員のために費用をかけただけでなく、ESAはソ連・ロシアとの協力による有人宇宙飛行も継続しました。
スペースラブがESAとNASAの共同研究プログラムとして1980年代、1990年代行われてきただけでなく、ESAが多数の宇宙飛行士を排出するようになって以来、ESAの宇宙飛行士はNASAのスペースシャトルがプライマリロケットとなるほどNASAとの提携は強化されました。
ロボット科学ミッションや探査ミッションにおいてもNASAはESAの主要なパートナーでした。カッシーニ・ホイヘンスはNASAとESAの共同ミッションで、それ以外にも赤外線宇宙天文台、INTEGRAL、SOHO、その他とありました。そればかりかハッブル宇宙望遠鏡もNASAとESAの共同プロジェクトです。将来のESAとNASAの共同プロジェクトには、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡やレーザー干渉計スペースアンテナ(仮)があります。NASAは将来の分析のために地球に小惑星サンプルを持ち帰ってくるESA提案のマルコポート-Rミッションの支援をすることを決めました。NASAとESAはおそらく火星のサンプルリターンのミッションも共同で行われることになりそうです。
アポロ計画と同じ技術を使用したミッション
アポロ計画のために作られた架空の技術を用いて行われたミッションです。
スイングバイはアーサー・C・クラークが考えたSF上の設定です。(※アポロ計画捏造説#68 参照)
月遷移軌道はファンタジーです。(※アポロ計画捏造説#70 参照)
プルトニウム238の原子力電池はでっち上げでした。(※プルトニウム238の原子力電池を使った宇宙開発 参照)
ジオット
ハレーすい星探査機。
アメリカ、日本、ソ連、ESAの各国・機関が共同で探査機によるハレーすい星の観測を行うことになり、1985年7月に打ち上げられました。
日本は2機の探査機(さきがけとすいせい)を打ち上げましたが、これらは偽装であることが分かっています。(※#71 NASAとJAXAの関係 参照)
ジオットもスイングバイを実施しました。
したがってジオットも偽装だったことになります。
ただ、欧州宇宙機関はこのミッションの前にスペースラブというスペースシャトル搭載の宇宙実験室ミッションを行っていました。これも偽装だったかも知れません。
ユリシーズ
太陽の周回観測を行う無人探査機。
NASAとESAの共同事業として1990年10月に打ち上げられました。
このとき日本は地球周回の人工衛星ひのとりで太陽を観測していました。
ユリシーズの電力はプルトニウム238を使っていました。
SOHO
太陽・太陽圏観測衛星。
ESAとNASAによって開発され、1995年12月に打ち上げられました。
地球周回軌道を脱し、ハロー軌道というものに乗りました。
ホイヘンス・プローブ
NASAの土星探査機カッシーニに搭載され、土星の衛星タイタンに投下された小型惑星探査機。太陽の周回観測を行う無人探査機。
NASAとESAの共同事業として1990年10月に打ち上げられました。
このとき日本は地球周回の人工衛星ひのとりで太陽を観測していました。
ユリシーズの電力はプルトニウム238を使っていました。
SOHO
太陽・太陽圏観測衛星。
ESAとNASAによって開発され、1995年12月に打ち上げられました。
地球周回軌道を脱し、ハロー軌道というものに乗りました。
ホイヘンス・プローブ
カッシーニは1997年10月に打ち上げられ、ホイヘンス・プローブは2004年12月に投下されました。
カッシーニの電力はプルトニウム238を使っていました。
マーズ・エクスプレス
火星探査機。
ESAとしては初の惑星探査ミッションで、2003年6月に打ち上げられました。
スマート1
月探査用の技術試験衛星。
2003年9月に打ち上げられましt。
2006年9月に月面に衝突させてミッションを終了しました。
アポロの着陸跡の写真は撮りませんでした。
ロゼッタ
彗星探査機。
2004年3月に打ち上げられました。
ビーナス・エクスプレス
金星探査機。
2005年11月に打ち上げられました。
ハーシェル宇宙望遠鏡
赤外線宇宙望遠鏡計画。
2009年5月に打ち上げられ、太陽周回軌道に投入されました。
考察
ESAも多数の偽装を行っていました。
確実に偽装が分かるのは日本と同じハレーすい星のミッションからですが、その直前に行われたスペースラブ、それとアメリカ、ソ連、日本と合同で行っている国際宇宙ステーション(ISS)もおそらく偽装ではないかと思いました。
またJAXAとNASAは運命共同体と考えましたが(※#71 NASAとJAXAの関係 参照)、ESAとNASAの合同ミッションの方がはるかに多く、また合同で偽装も行っており、ESAとNASAも同じように運命共同体なのが分かりました。
JAXAとNASA以上にESAとNASAの方が仲が良かったのが予想外でした。
おまけ
ちょうどロゼッタのミッション終了がニュースになっているので、n7ブログに記事を書きました。
n7 - 宇宙開発陰謀論のブログ
http://nasafakestar.blogspot.jp/2016/10/1655esa12.html
アポロ計画捏造説#78 につづく
参考URL
Wikipeida - 欧州宇宙機関 / European Space Agency / 欧州宇宙機関 / 欧州ロケット開発機構
0 件のコメント:
コメントを投稿