ISS HOAX #18 ISSに衝突するスペースデブリ

ISS HOAX #17 では、宇宙空間をさまよう物質、スペースデブリや流星物質のことについてまとめました。

次にISSに衝突する物体のことについてまとめようと思います。


ISSに衝突する可能性のある物質
衛星軌道上には、遠い宇宙から飛来するマイクロメテオロイド(微小隕石)とロケットや衛星の破片など軌道上を周回している人工のスペースデブリ(宇宙ゴミ)があります。
マイクロメテオロイドは鉛直方向をはじめあらゆる方向から飛来し、デブリは軌道上に滞在しているので主にISSの進行方向からぶつかってきます。

JAXAのサイトによれば、マイクロメテオロイドは衝突確率が非常に低いため、あまり気にされておらず、ペルセウス座流星群、しし座流星群など流星群の中でも活発であり時期が予測できる時には、スペースシャトルの飛行を行わない、ISSでは姿勢を少し変更し、船外活動は行わないなどの予防策が取られているということです。


スペースデブリの監視
スペースデブリとの衝突を防ぐことを目的として地球近傍のデブリ等を観測する活動はスペースガードと呼ばれる。北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)の宇宙監視ネットワーク(Space Surveillance Network、略称:SSN)、ロシアの宇宙監視システム(Space Surveilance System、略称:SSS)などでは約10cm以上の比較的大きなデブリをカタログに登録して常時監視が行われており、日本でも美星スペースガードセンター(BSGC)、上斎原スペースガードセンター(KSGC)の2施設でデブリの監視が行われている。カタログ登録されたデブリの数だけでも約9,000個に及び、1mm以下の微細デブリまでも含めると数百万とも数千万個とも言われる。

考察
400km先の秒速7kmとか8kmの鳥サイズの物体を監視していると言っています。
監視しているスペースデブリが9,000個で、マイクロメテオロイドは衝突確率が非常に低いため気にしないという根拠が分からないです。流れ星は毎日何百と起きているはずです。


スペースデブリに関するニュース

国際宇宙ステーションにデブリが接近、宇宙飛行士が一時退避 (2015.7.21)
ISSにスペースデブリが接近し、衝突に備えて滞在中の宇宙飛行士がソユーズ宇宙船に退避しました。その後デブリは衝突することなく無事に通過しました。デブリの接近によって宇宙飛行士が退避する事態となったのは、この時で4度目でした。このときに接近したデブリは、1979年にソビエト連邦が打ち上げた気象衛星「ミチオール2」の5号機の破片とのことです。

考察
ミチオールは英語でMeteor(メテオ)のようです。
Wikipedia で調べた限り、Meteor 2 の詳細情報はなく、後継のMeteor 3の情報を見ると1~3年の運用のようです。順当に考えるとミチオール2の5号機も1982年とか1983年には運用しています。
スペースガードが設立したのは1996年です。設立10年以上前の、地上400kmの物体をどうやって識別したというのでしょうか?


宇宙を漂うスペースデブリが地球激突コースに入ったことが判明 (2015.10.27)
スペースデブリの1つが地球の軌道の内側に入り、地球激突コースに入ったことが明らかになりました。
地球の激突コースに入ったのはWT1190Fという人工衛星で、Catalina Sky Surveyにより地球の軌道の内側に入ったことが確認されました。WT1190Fの大きさは最大でも直径2mと予測されていて、巨大なものではないとのこと。European Space Agency(ESA)が測ったところによると、WT1190Fが地球の大気圏に突入するのは日本時間の2015年11月13日15時20分ごろです。
WT1190Fはそこまで大きいスペースデブリではないため大気圏で燃え尽きる可能性がありますが、燃え尽きなかった場合はスリランカ南岸から約100kmの地点に落下すると見られています。

考察
秒速7kmとか8kmで地球を周回する物体の、地上の衝突場所が分かることが異常です。


スペースデブリの処分についての動き (2015.12.24)
スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)ではスペースデブリを回収する人工衛星の開発研究をすすめています。
米国防総省高騰研究事業曲(DARPA)が人工衛星を修理して再利用する「Phoenix計画」を発表しています。
日本のJAXAもデブリを大気圏に再突入させ焼却する研究を進めています。

考察
なぜばらばらに活動しますか?
本気でしょうか?


国際宇宙ステーションではゾッとする絶対見たくない写真 (2016.5.16)
ISSの観測用モジュール「キューパラス」のガラスにスペースデブリが衝突し、7mmのキズができました。数ミクロンの小さな塗料の剥がれか金属の小さな破片によるものだそうです。
考察
この写真でそのイベントを信用しろというのが無理があります。


スペースデブリに関するファンタジー (2016.9.7)
スペースデブリの中でも特に0.3~10センチメートルサイズのスペースデブリは非常に多数(およそ70万個以上)存在し、小さいため検出が困難なことから、最も危険とされています。これらのセンチメートルサイズのスペースデブリを除去する方法はまだ確立しておらず、大きなスペースデブリの数を減らすことで、自然に小さなスペースデブリが減少するのを待つしかないとされていました。しかし、1センチメートル以下のスペースデブリの密度がある臨界的な値を超えると、相互衝突により勝手に数が増加することが知られており、その理論の提案者の名前を取ってケッスラー・シンドロームと呼んでいます。研究者の間では、既にそのような憂慮すべき状態に入ったのではないかとの心配が広がっています。

考察
とうとうファンタジーな内容になってきました。
衝突すればエネルギーが発生するので、物体の速度は落ちます。つまり落下が加速します。言ってることがめちゃくちゃです。


結論
スペースデブリの監視は行っていない。
地球を周回してさまようスペースデブリは存在しない。

ISS HOAX #19 につづく

参考URL
Wikipedia - スペースデブリ
http://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/203.html
http://www.gizmodo.jp/2016/05/post_664632.html
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/160907/cpc1609070500001-n1.htm

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