アポロ計画捏造説#22 アポロ捏造派への指摘 Part 2

アポロ計画捏造説#21 では、Wikipediaのアポロ計画陰謀論に載っているアポロ肯定派からの反論(アポロ捏造派への指摘)を整理しました。

Wikipedia以外でもたくさんの議論がされていますから、その中からアポロ捏造派への指摘内容についてまとめてみようと思います。

既にアポロが月に行った証拠については整理したので(※アポロ計画捏造説について⑪ 参照)、その指摘についてははずします。

一般的な質問

ねつ造したら当時敵対していたソ連が黙っていないはずだ。
  • ソ連も自分たちの宇宙開発計画を持っていた。もし致命的な放射線のためにアポロは偽装したとソ連が言った場合、アメリカ人はソ連も同様に宇宙開発を偽装していると疑うだろう。それによって彼ら自身の計画も同様に失敗してしまう。
  • ケネディ大統領の政策で、ソ連とアメリカと中国間の貿易上の協定があった。その中でソ連は大量の小麦を受け取っていた。それは沈黙の引き換えも含まれていた。
  • 当時のソ連とアメリカの宇宙プログラムはどちらも犯罪にまみれていた。(つまり、ソ連も月には行っていなかった。)

捏造派の人たちの言っていることがバラバラ過ぎです。「統一見解」を出してください。
  • 統一見解を出すのはごめんなさい。私の理論は一貫しています。
    • 月面のEVA(船外活動)はだいたいがスタジオでの撮影。砂漠の撮影もある。
    • 月着陸シーンは砂漠での撮影。
    • やったのは地球周回だけ。アポロ8号、10号も月軌道まで行っていない。

世界中の人が打ち上げを見守った「サターンロケット」はどこに行ってきたの?
  • 地球周回軌道を周回して帰還。

映像関連

なぜ旗に風をあてて写真を撮ったのでしょうか?
どこかの砂漠だとすれば、なぜ風が吹いているのに砂は舞っていないのでしょうか?
  • 風をあてたのは、空気抵抗を受けない真空中では大気のある空中よりも旗は揺れるからです。
  • ほとんどの撮影はスタジオで行われました。シーンにより人を撮影したものとミニチュアを撮影したものとがあります。
  • 旗の素材は分かりませんがおそらく紙で作られています。

月面車が走る映像をどうやって用意したのか?
  • 前半のシーンはラジコン、後半の路上シーンはスタジオのセットで撮影です。

アポロ16号のハウス・ロックの再現映像を作ってください。

証拠品

「月の石」は地球上の石?それとも無人回収で持ってきた?
  • 地球に落ちた月からの隕石。

NVIDIA社が2014年にコンピューターグラフィックス技術を使って光の当たり方を再現し、捏造でないことを証明した。(左がアポロ11号で撮った写真、右がNVIDIA社がレンダリングした写真)
  • NVIDIAは月面の光をモデリングしたというが、月面の光はアポロしか撮影していないので正しいサンプルデータを持っていない。


もっとあるかと思ったけど、あんまりなかったです。
1個目の「ソ連が黙っていない」っていうのを書きたかったので、よかったです。

アポロ計画捏造説#23 につづく

1 件のコメント:

  1. ブログ主様 初めまして!私は最近アポロ捏造説について調べ「こんな面白い世界があったのか!」と興味を持っている者です。捏造説については昔からあるのは知っていましたが,「影の向きが~」などとっくに論破されている胡散臭いものと認識していました。しかし調べてみると思いのほか奥が深くて大変面白いです。貴ブログも大変興味深く読ませていただいております。私の立場はどちらかというと捏造派に傾いております。
    さて
    >>NVIDIA社が2014年にコンピューターグラフィックス技術を使って光の当たり方を再現
    についてですが,この動画をyoutubeで見たときは,やはり捏造派が間違っていたのかと思いましたが,あとから「まてよ?」この動画の主張の不可解な点に気づきました。それは,この動画は「最新のグラフィックの技術でオリジナルの写真(宇宙船から降りてくる人物が光源のないはずの手前から照らされている。)と同じ映像になることが分かった。捏造派の指摘はこのような技術がなかった時代の勘違いに基づいた的外れなもの。」という趣旨のようですが,この動画で言われているように,撮影している本人の宇宙服が太陽光を反射して光源になっている映像があるなら,上記ののようなCG技術がなくともとっくの昔に「手前に光源があるのは撮影している本人の宇宙服が光を反射しているだけ。」と捏造派の指摘に明快に反論できたはずです。CG技術の進歩は全く関係ありません。その技術も「オリジナルの写真と同じになるまで条件をいじり続け,同じになったところでやめる。同じにならなくても反証されることがない。」といった手法のように見受けられます。
    また,そのような映像が最近になって「発見した」というのは不自然だと思います。(後知恵でそういうことにしたのでしょう(笑))

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