次も「アポロ計画の残された謎」についてみていこうと思います。
2つ目は「アポロ月着陸船がバランスを維持して月面に着陸することはできるか?」です。
着陸イメージ
姿勢制御スラスタ姿勢制御スラスタは16個ついており、自動/半自動/手動の3つのモードがありました。
(※アポロ計画捏造説#37 アポロおもしろ資料集 参照)
月面は真空
真空の動きを知るために、真空での落下実験動画を一度見てイメージしておきます。
つまり羽はまっすぐに落下します。
また加速度は重力で決まるので、重さによって速度が変わることはありません。これは地球でも同様です。
逆噴射での降下して着地するストーリー
月上空を周回中に切り離されたので、水平方向に速度を持っています。これを逆噴射で減速します。
水平方向の速度が減速すると遠心力が弱まり、高度が下がってきます。自由落下のように落ちるわけではないです。
そのまま減速して月面上まで降下し、最後垂直に上を向いた形でストンと着地します。
空気抵抗のない真空でのバランス制御
飛行機であれば翼を持っているので、空気抵抗を受けてバランスを保つことができます。
月着陸船の場合は真空なので翼を持つことができず、姿勢制御スラスタでバランスを保ったということになります。
ロケットエンジンの特徴
月着陸船は液体ロケットエンジンでした。
比推力が大きく、ノズルによって出力制御が可能という特徴を持っています。
イメージ的には少しの調整はきくが、基本的にはゴーーーとエンジンを燃焼させて燃料使い切って終了といった感じです。
上品に着地する方法
飛行機みたいにタイヤと滑走路を持っていれば疾走しながら着地も可能です。しかし月面ではそのようにはいきません。
月着陸船の重さは上昇段(4,547kg)+下降段の燃料なしの重さとなります。月の重力は1/6ですが、それでも1トン以上の重さを着陸船の脚が支えることになります。もし斜めに着地してしまっては脚が折れ曲がってしまい離陸して帰還することが不可能になります。
唯一安全に着陸する方法は、一旦空中で静止して姿勢制御スラスタでブレとなる回転を完全に止め、ゆっくりと垂直降下する方法です。真空で空気抵抗がないので、ブレはすべて姿勢制御スラスタで止めなければなりません。
残された謎
メインエンジンも姿勢制御スラスタも仕組みはロケットエンジンです。
エンジンの出力制御が可能と言っても、ラジコン並みのこれほどまでの細かい制御はロケットエンジンではできないと思います。
アポロ月着陸船がバランスを維持して月面に着陸することは不可能だと考えています。
アポロ計画捏造説#84 につづく
心配しなくても大丈夫。NASAの人たちはあなたよりもはるかに頭がいいから。
返信削除これが不可能の場合、離陸して見えなくなるまで空に消えることも不可能ですのでご心配はご無用かと
返信削除アポロ捏造論の肝はここかもね。月面への軟着陸の制御がとくに当時の技術水準で可能かどうか否か。確かに話を聞くととんでもない難易度だ。技術的には最も難しい(と思っているだけだが)と思われるところなのに、当時の乗組員の詳細な供述とかは寡聞にして知らんが、あるんだろうか?
返信削除手動でぶっつけ本番でけっこう奇跡的な成功だと思ってるんだが、乗組員やったらしいが、一番熱く詳しくスリリングに語るとこだと思うんだけど、あるんかな?
あとは月の石が本物かどうか。本物と言うことだけど、これは無人探査機で採取が可能だという。
と、なると勝手な妄想だけど、アポロ11号は月の周回だけして、映像はやっぱり特撮。月の石は別の機会で採取。後はソ連と金玉握りあって密約で政治的なとこは解決(大ざっぱやなw)。こんなとこじゃないのかな。
私、現在64歳です。アポロ月面着陸当時、中学2年生。衛星中継を見つつ、人類もとうとう月まで到達したのかと無邪気に感動したのを覚えています。しかし、その後3年位の間にアポロ17号まで6回もたて続けに月面着陸を成功させて、あっさりとアポロ計画は終了してしまいました。この時、当時の幼い少年心にとても違和感として心に残ってます。
返信削除翻って、ここ2-3年の間にあのイーロンマスクがスペースX計画の一環で大気圏外に打ち上げたロケットブースターを地上に逆噴射で垂直着陸帰還を成功させました。
50年前に同じことをアポロ宇宙船はやってのけたのです。しかも手動操作で、ぶっつけ本番一発勝負、アポロ17号まで、連続で。
逆噴射着陸は現代の高性能な処理速度を持ったコンピュータと各種のセンサーを使わないとぜったいに不可能な行為です。当時アポロ宇宙船に搭載されていたコンピュータは名ばかりの初期のトランジスターを使った代物だったはず。
50年前のNASAのフィルム映像で月着陸船を模した装置で地上での降下実験をして、手動では、制御不能になってたちまち地上に激突炎上しています。それほど逆噴射による垂直着陸はむずかしい。
少なくとも、当時の技術水準での月面着陸は不可能と言わざるをえません。
それと、当時のNASA発表の船外活動によるスチール写真で、着陸船の横で15号くらいから使用されたサンドバギーのようなあの月探査車、動力は乾電池?現代のリチウムイオンバッテリーと比べてその性能は相当劣る気がするけれど、あれで着陸地点を徘徊して何の意味があるのだろう?月までの38万キロをあんな重量物を運んで、費用対効果の面でまったく無意味な行為だと思う。すべては派手なショーアップのために用意されたとしか思えない。しかも月着陸船はそんなに大きくはない、着陸時のエンジン部分とその上の乗員と打ち上げ時のエンジン部分、燃料も搭載されていて、分解組み立てをするにしても、あの大きさの探査車を積むスペースがどこにあるのか不思議だ。
返信削除アポロの興奮を目の当たりにされた方なんですね。
返信削除私のブログに興味、関心を持っていただいてありがとうございます。
私の知人(ネットでこのブログを書いてるときに知り合った方なのですが)にも着陸は工学的に見て絶対に不可能だと言い張る方がいて、この観点での疑惑を私なりにまとめたのがこちらの記事です。もう3年か4年前に書いたものですが、かなり気合を入れてまとめましたね。。。
月面車を月着陸船に格納した状態の写真をコチラで見ることができます。
https://mirustar.blogspot.com/2016/07/blog-post_8.html#tire-traces-of-lunar-rover
→③の所です。ただ、月面車は一度取り出したら再格納しない仕様にもかかわらず、既にタイヤの跡が地面に付いているという疑惑の写真になっています。
アポロ実験装置(月面パッケージ)の電力はプルトニウム238が使われましたが、月面車はそれとは異なる電池だったようです。
WikipediaのLunar Roving Vehicleの項目には、「Battery:Two silver-oxide, 121 A·h」と書かれています。silver-oxideは酸化銀を意味するのですがTwoが分かりませんでした。ちなみに二酸化銀はTwo silver oxideではなく、silver dioxideとなります。
月面は真空って嘘なんだけどw
返信削除月の重力値は地球の1/6ってのも嘘、恐らく1/50~1/500だと思う
そして月の大きさも嘘、直径500~800kmしかないはず
月までの距離38万kmも嘘、光は宇宙空間を直進しません。私達は電離層で屈折した月の光を見て月がそこにあるって言っています。ホントはどこにあるんでしょうね
軟着陸が当時の技術でできたのか、本当にここは重大なポイント
返信削除やったからできたんだよみたいな無思考じゃなくて本当にしっかり検証してほしい
特にロケット工学系に詳しい方に検証してほしいですね
理論だけじゃなくて、実際に検証してみて、その上でできるかどうかの判断がほしいということですね。理論だけではもう決着がつくことはないでしょうから、私もそういった検証をぜひ見てみたいです。
返信削除着陸したいだけなら、落下方向に常にロケット吹かすだけで出来ますよ
返信削除SpaceXが革新的なのは設定した場所に大気圏内でちゃんと着陸できるからであって、着陸地点は厳密に決まっていない、空気の影響も考えなくていいアポロなら当時でもできるでしょう
Karbal Space Programを用いて手動で月着陸をしている動画は数ありますから、調べていただければ納得できるかと
Kerbal Space Program というのは知らなかったのですが、スペースフライトシミュレーションゲームなんですね。教えてくださってありがとうございます。
返信削除ここら辺からが月面着陸シーンですね。
https://youtu.be/kMmiVegFTqU?t=637
ばっちり着陸しています。ですが、これはあくまでシミュレーションですので、それで私が考えを変えることまではないです。
というより、本来着陸はどうでもいいんですよ
返信削除問題はそのあとのドッキングです
軟着陸をヘリコプターの着陸に例えた場合、ドッキングは空を飛んでいるヘリ同士で速度を合わせて合体することに相当します
精密な軌道計算が無ければ不可能ですが、一応ジェミニ計画で成功させていますし、月周回軌道にまで乗せられているので、当時の演算技術でも可能ではあったのでしょう
私の理論ではジェミニ計画でも偽装は行われていて、この記事にそのことは書いてあります。
削除https://mirustar.blogspot.com/2016/08/39.html
まとめられた疑惑はドッキングではなくて地球帰還時ですが、偽装が行われていた証拠として考えるならば、どちらであっても違いはないです。
つまり「ジェミニ計画で成功させているからアポロ計画でもできる」という論理は成り立たないということです。
では着陸地点についての疑惑について考察しましょう
削除参考の為に大砲であるパリ砲のデータを用いることとし、目標であったパリはほぼ円に近いことから、市街面積106平方キロより、半径5.81キロの円とみなせます
死者がいることから最低でもパリ砲は1発命中しており、多くても400回は発射していないので、風のみが弾道に影響を与えるとした場合、雑にパリの面積を(400/命中数)倍したものが最大着弾範囲とみなせます
1発のみ命中していた場合、中心からの誤差は116.2キロ
色々見る感じ命中率は50%ほどらしいので、そうだった場合は誤差8.22キロメートルほどとなります
そして風が物体に与える運動エネルギーの影響は質量に反比例し断面積に比例するので、パリ砲の砲弾質量は約94キログラム、ジェミニ宇宙戦が最低3200キログラムなので、相似拡大しているとみなすと、風の影響は約1/3となり、誤差は最大で2.74キロメートルということになります
また、高空での気圧低下により、高度50キロメートル以上の空気質量は8%であることから、アポロの高度で補正すると、目標地点からの誤差は最大で2.96キロメートル
アポロの場合はここからパラシュート分を考えることになりますが、これで100キロ1000キロ単位での誤差が出る場合、落下速度の数十倍にまで横風で加速されることになります
台風でも秒速60メートル、時速216キロメートルですので、パラシュートを開いてから1時間だの2時間だのかけて落ちてくることになりますが、そうだったら落下速度は徒歩並みです。安全を重視しすぎです
なのでまあ、おおざっぱに10キロ単位での誤差は出ないと考えていいかと
また、パリ砲は100年前の技術でこの精度を出していること、パリ砲からジェミニ計画まで40年ほどあることから、落下地域の特定に関しては十分技術発展が可能であると考えられます
コメントありがとうございます。
削除パリ砲というのがどういうものかWikipediaで確認してみました。
こちら ですね。
次の記載がありました。
この砲からは約94kgの砲弾が発射され、弾道は高度40kmにまで達した。40kmという高度を通過することで空気抵抗が減少するため、約130kmという驚異的な射程を実現した。
今回の主張を整理すると以下の内容ですね。
・ジェミニ計画よりもはるか以前に、大砲を撃って高度40kmの高さまで飛ばし(風の影響を考慮に入れても)誤差8.22キロメートル以内に落とすことができていた。
・ジェミニ計画でパラシュートを開いたのは高度7.5kmだから、相対的な重さの違いを考慮に入れたとして、どんな風があっても10キロ単位での誤差は出ないで着陸できるだろう。
こちらの記事を見ていただけますでしょうか?
アポロ計画捏造説#88 高速で大気圏を通過したら燃え尽きてしまい地球に帰還できないのではないか?
ここにアポロ16号の帰還ストーリーが記載されています。(内容はWikipediaからの転載です)
宇宙船は地球から83,000キロメートルの位置を秒速2,700メートルで飛行していました。
太平洋に着水するちょうど3時間前に最後の軌道修正が行われ、速度が秒速0.43メートル変更されました。
再突入の約10分前、三人を乗せた円錐形の司令船が機械船から切り離されました。
機械船はこのあと、高温と衝撃により大気圏内で分解し消滅しました。
司令船は秒速約11,000メートルで大気圏に再突入し、熱は最大で2,200から2,480℃まで達しました。
再突入から14分弱でパラシュートが開き、司令船はキリスィマスィ島の南西350キロメートルに着水しました。
つまりアポロ16号は、上空83,000キロメートルのところで最後の操縦を行い以降は一切の操作ができない状態でした。秒速2.7キロから徐々に引力の影響を受けつつ秒速約11キロまで加速していき、3時間かけて一切の操縦なく地球に落下し、途中で機械船の切り離し操作も行い、最後パラシュートを開いて着陸しているのです。
※アポロ16号だけが特殊なシナリオとなっているわけではないので、他のアポロ計画もタイミングや速度の違いはあるにせよ同様のシナリオかと思われます。
この前提を踏まえた時に、あらかじめ計画された着陸地点の5km以内に、アポロ7号からアポロ17号の全てが着陸できている所が疑惑なのです。
パリ砲の時代にすでに空気抵抗重力コリオリの力などを勘案した砲弾の軌道計算ができているんですから、計画地点への落下軌道くらい計算できていないほうがおかしいと言いたいのです
削除無誘導の砲弾でさえ3分かけて空に昇って落ちていく軌道に正しく乗せられたのですよ?なら40年後のアポロにできない道理がありません
はい。「計画された着陸地点」がパラシュートを開いてから決定されたのであれば私もその意見に同意できます。しかしそうではないことは次の記述から分かります。
削除7月12日、アポロ11号がまだ発射台にあったころにホーネットは中部太平洋の回収海域(北緯10度36分 東経172度24分付近)に向けて真珠湾を出港した。
Wikipedia - アポロ11号:着水と検疫より
アポロ11号を打ち上げたのは1969年の7月16日で、それ以前から着陸予定地が決まっていたこととなります。
再度アポロ16号のシナリオに戻りますが、アポロ16号が最後に軌道修正操作を行ったのが83,000キロメートル上空です。そこからは一切の軌道修正操作なしで3時間かけて地上に落ちています。もちろん最後はパラシュートを利用しますが、その際も風になびく以外の移動方法はないでしょう。さらに付け加えておくと、エンジン等のすべてを既に捨て去っているので、軌道修正をしたくても一切できません。
つまり、改めてこれだけのスケールの違いがあります。
パリ砲:高度40kmを3分かけて空に昇って落ち、目的地に着弾する。
アポロ帰還:高度83,000kmを3時間かけて落ち、目的地に着陸する。
私はこのスケールでは比較材料としては適切ではないのではないかと、つまり「すべてのアポロミッションで目的地の半径5km以内に着陸するのは、偶然が重なったとしても無理」だと思うのです。
双方の主張が変わることはもうおそらくないでしょう。これ以上は平行線の言い合いになってしまう可能性もありますので、ここまでとしたいと思います。
Kerbal Space Program、パリ砲、コリオリの力と新しいことが知れて良かったです。ありがとうございました。
アポロが捏造だと言う理科力は正しいです。これからも頑張って発信して下さい。火星表面探査は砂漠での撮影で、恐らくは米国内です。
返信削除火星探査の撮影地についてはいくつか疑惑が上がっていて、カナダのデボン島でも行われたという話があります。
削除こちらの記事です。
https://mirustar.blogspot.com/2016/11/mars-hoax-3.html
「1つ目の動画」は既に消されてしまってますが、内容はいくつかのスクリーンショットと共に見ることができます。
アポロ月面着陸船の画像を見たんですが、スラスターが、かなり上部についていますよね。
返信削除どう考えても、着陸船の重心では無いように思います・・・
あれでは、無重力化で、スラスターを吹かせたら、位置の微調整どころか、回転してしまいそうなんですが・・・
着陸への疑問はもちろんのこと、再ドッキングも不可能な形態のように思えますね・・・
出力の細かい制御も困難そうですし、10t近い質量の姿勢を、あのスラスターで、角度の微調整まで行いながら制御が出来るとも、ちょっと思えないんですよね・・・
もちろん、再ドッキング以前に、月面でも、1t以上の重さがあり、10t前後の質量のものを、真空中で公転速度に合わせながら、なおかつ重力による落下から、あの脆弱そうな足が壊れないように軟着陸をさせる事を、ほとんど人力の操作で、ぶっつけ本番で出来るのかっていうのは疑問なんですが・・・
月面着陸船の形状をみて、ふと思ったことを投稿してしまいました。
削除現在では、コンピューター制御で、瞬時に角度を計算して、各スラスターの噴出口を、それぞれの出力で一斉に制御して噴出しているのかもしれませんが・・・50年前に、ハード的にもソフト的にも、そんな高度な制御が出来ているとは、ちょっと思えなかったものですから・・・
このブログももうかなり昔に作ったものですから、今でも読んでくださる方がいてうれしいです。そしてコメントもしてくださってありがとうございます。
削除この着陸時の問題もなかなかあやしいですし、他にもたくさんの疑惑がありますから、ぜひ読んで楽しんでくださいね。
このブログでは「世界の真実を暴く」みたいな雰囲気はないので、最終的には皆さんの価値観にお任せします。
また興味がありましたら、コメントなどしてくださいね。
わいあん