今度は訳した内容について少しまとめてみたいと思います。
アポロ計画の総費用は約14兆円
「アポロの総費用は1969年のドルの価値で200億ドルから254億ドルの間であり、当時の254億ドルは2007年のドルの価値で1360億円」と書かれていました。
1360億円は13.9兆円になります。(2016.9.7時点)
この額が一体どれくらいなのかについてなのですが、おもしろい例を紹介しているサイトがありました。
のびやかな暮らし - 「人類は月に行っていない」が嘘?~アポロは月へ行っている?
それによると、13兆円というのは日本全土に新幹線を走らせることができるくらいの費用になるということです。(詳しい根拠や説明は上のサイトに書かれています。)
この方はアポロ肯定派でこれだけの費用をかける以上偽装はありえないという主張なのですが、私はアポロねつ造派なので残念ながらこれだけの費用を偽装のために使ったという主張になります。(面白い話ですね。)
他にもこのようなニュースが参考になります。
政治利用されるリニア新幹線のお先真っ暗な“未来予想図”
ここでは東京ー大阪間のリニア新幹線が12兆から13兆円になるだろうと書かれています。
それだけのコストを月面着陸を偽装し、ソ連との宇宙開発戦争のために使い果たしました。
打ち上げ1回あたりのコスト
これは既にそういった記事がネットにあるのでそこから引用します。
U.S. Piloted Programs Costs
- マーキュリー計画(6回): 2億6500万ドル/フライト(273億円/フライト)
- ジェミニ計画(10回): 7億2300万ドル/フライト(745億円/フライト)
- アポロ計画(11回): 99億ドル/フライト(1兆円/フライト)
- アポロ計画-月面着陸(6回): 180億ドル/フライト(1.8兆円/フライト)
全ては確認していないですが、少なくともジェミニ計画でも偽装があったことは既に分かっています(※アポロ計画捏造説#39 アポロの正確すぎる地球帰還 参照)。
NASAの予算は1966年がピーク
表では1966年の予算がピークで、1965年の雇用者数がピークとなっていました。
アポロ1号が1967年なので、アポロ計画が始まる時には既にNASAの予算は削減方向に進んでいました。
アポロ1号は宇宙飛行士3名が死亡する火災事故が起きており、司令船の設計変更なども行ったりもしています。しかし、アポロ計画遂行期になってもコスト削減の方向はかわってないです。
しかも1970年にはニクソン大統領はコスト削減を打ち出し、ケネディ宇宙センターのリストラを始めたりもしました。(※Wikipeida - ケネディ宇宙センター 参照。注:NASAのリストラではないです。)
アポロ計画は1972年まで行われているのにも関わらず、です。
NASAの雇用者数もピーク時の4万人超(1965年)から2万8千人(1972年)になってました。NASAはリストラかどうかは分からなくて、ひょっとしたら組織の流動的な人員異動かもしれないです。いずれにしろ大がかりな人員削減が行われたことには変わりなくて、アポロ計画が行われていた1969年から1972年までの4年間、平均して毎日4人がNASAを去っていました。徹底したコスト管理と言えば聞こえはいいですが、この数は異常すぎです。
ケネディ宇宙センターのリストラは1974年まで行い、ピーク時の26,000人(1968年)から、10,000人(1974年)になりました。
※この時期大統領はケネディ大統領(民主党)、ジョンソン大統領(民主党)、ニクソン大統領(共和党)と変わっており、政策の違いや考え方の違いもあったかもしれないです。ここら辺は改めてまとめたいなと思ってます。
ニクソン大統領は偽装に大金をかけるのが気に入らなかったのではないかと思いました。それに、本当に月に着陸していたとしたら、アポロ計画の行われているさなかにこのように危険で士気の落ちる政策はできなかったと思います。危険にさらすくらいなら、計画の中止をしたはずです。
※このように書くとニクソン大統領がコスト削減の原因に見えますが、ジョンソン大統領の時には既にピークを迎え削減傾向になっていたことを付け加えておきます。
当時のNASAは爆買い組織
こちらは余談ですが、このようなNASAの資料があります。
Project Apollo: A Retrospective Analysis(アポロ計画:回顧分析)
ここには次のように書かれています。
during the 1960s somewhere between 80 and 90 percent of NASA's overall budget went for contracts to purchase goods and services from others.
1960年代、NASAの全体的な予算の80-90%は他人からの商品やサービスを購入する契約のために使われました。
大きなところではこのようなものに使われました。
- サターンVロケットを作ったボーイング、ノース・アメリカン、ダグラス、IBM
- 司令・機械船(CSM)を作ったノース・アメリカン航空
- 月着陸船(LM)を作ったグラマン社
- 打ち上げ脱出システムを作ったロッキード
- アポロ誘導コンピュータ(AGC)はIBM
- 月面車はポルシェとボーイング
- カメラはハッセルブラッド、ウェスティングハウス、RCA
- 宇宙服はILCやDu Pont
- ブーツはGE(General Electric Company)
- 腕時計はオメガ
- ボールペンもFisher社が独自に開発
- 宇宙食はオレゴンフリーズドライ社やNATIC研究所
- あと、サターンVロケットを打ち上げたケネディ宇宙センターの建設もありますね。
NASAの予算(連邦予算の2%~4%)の大部分が毎年こういった企業に使われていたというのも重要なポイントかと思います。
アポロ計画捏造説#60 につづく
G3です。
返信削除費用の観点での分析が見事ですね。
1961年にJFKが宇宙宣言したのち急激に予算支出が増えるのは納得できますが、いよいよ人類の偉業を達成するかどうかという1969年の予算支出が、ピークであった2年前の半額になるわけがない。
大プロジェクトの成功後に予算が減ることはあり得るが、アポロはその後も継続事業であったわけだし予算がこんなに削減される中で、偉業を何回も成し遂げることはできない。
こんなことは会社経営あるいはプロジェクト経験者ならば常識だ。
再度言う!
人類の偉業を達成するかどうかの時期の前からリストラ始めるわけない!!!!
これも、アポロ捏造の動かぬ証拠となりました。
G3
削除わいあんです。
コメントありがとうございます。
>1969年の予算支出が、ピークであった2年前の半額になるわけがない。
そうですよね。
これから未知のチャレンジをするというところで予定外の支出がどれだけ出るか分からない不透明な状況ですから、普通はがっつり予算を取って万全の準備をするというのが当然ですよね。
それなのに予算が取れてないのです。
挙句に2年前の半額の予算って、一般企業ならもうしゅくしゅくとやっていきますと宣言されたようなもの。
そこで月面着陸に挑むのです。
やっぱり、おかしいです。
では。
わいあん