アポロ計画捏造説#35 ニュース:アポロの宇宙飛行士は心臓血管の疾患で死亡する可能性が高い

アポロ計画捏造説#34 では、月への軌道や宇宙速度のことをまとめてみました。

興味深いニュースがあったので紹介します。

ニュース
Moon disease: Apollo astronauts more likely to die of heart problems

アポロの宇宙飛行士は心臓血管の疾患で死亡する可能性が高い(2016.7.28)

概要
  • 宇宙飛行士が長期的な健康への影響を被っている可能性があります。
  • 死亡したアポロ宇宙飛行士の43%が心血管疾患で死亡したことがわかりました。
  • 他の低軌道の宇宙飛行士よりも4〜5倍も高いのです。
  • アポロの宇宙飛行士は他の宇宙飛行者と比較にならない放射線のレベルにさらされたと研究者は言います。
  • この調査結果を科学レポートジャーナルに掲載しました。

これについて確認してみました。

8号:フランク・ボーマン → 存命(88歳)
8号:ジム・ラヴェル → 存命(88歳)
8号:ウィリアム・アンダース → 存命(82歳)
10号:トーマス・スタッフォード → 存命(85歳)
10号:ジョン・ヤング → 存命(85歳)
10号:ユージン・サーナン → 存命(82歳)
11号:ニール・アルデン・アームストロング → 心臓血管の手術後の合併症のため死去(82歳)
11号:マイケル・コリンズ → 存命(85歳)
11号:エドウィン・E・オルドリンJr. → 存命(86歳)
12号:ピート・コンラッド → オートバイ事故により死去(69歳)
12号:リチャード・ゴードン → 存命(86歳)
12号:アラン・ビーン → 存命(84歳)
13号:ジェームズ・A・ラヴェルJr. → 存命(88歳)
13号:ジョン・L・スワイガートJr. → 骨肉腫により死去(51歳)
13号:フレッド・W・ヘイズJr. → 存命(82歳)
14号:アラン・シェパード → 白血病(74歳)
14号:スチュアート・ルーサ → 膵炎の合併症により死去(61歳)
14号:エドガー・ミッチェル → 家族からの報告で死因詳細は語られていない(85歳)
15号:デイヴィッド・スコット → 存命(84歳)
15号:アルフレッド・ウォーデン → 存命(84歳)
15号:ジェームズ・アーウィン → 心臓発作(61歳)
16号:ジョン・ヤング(アポロ10号)
16号:ケン・マッティングリー → 存命(80歳)
16号:チャールズ・デューク → 存命(80歳)
17号:ユージン・サーナン(アポロ10号)
17号:ロナルド・エヴァンス → 心臓発作(56歳)
17号:ハリソン・シュミット → 存命(81歳)

全員で25人
存命: 17人(全員80歳代)
死亡: 8人(心臓関係 3人、白血病 1人、膵炎 1人、骨肉腫 1人、事故 1人、不明 1人)
平均年齢: 78.76歳(既に亡くなった方の年齢を含む)

※アメリカの平均寿命: 76歳(Wikipediaより)

考察
  • 「死亡したアポロ宇宙飛行士の43%が心血管疾患で死亡した」というのは大きくは間違っていない。実際に8人中3人が心臓関係の疾患で亡くなっており、37.5%である。
  • 「他の低軌道の宇宙飛行士よりも4〜5倍も高い」という結論を出すにはサンプル数があまりに少なすぎる。心臓関係の病気で亡くなったのはたったの3人です。
  • 過半数はまだ存命であり、生きている人たちは全員80代。しかも亡くなった人を含めた平均年齢は78.76歳であり、これはアメリカの平均寿命よりも高い。宇宙飛行士はアメリカの平均に比べても健康的であり、「宇宙飛行士が長期的な健康への影響を被っている可能性があります」というのは間違っているといっていい。
  • 死因不明 が1人いるが、これは家族の報告によるもの。この事実はNASAが宇宙飛行士の健康チェックを継続してやっていなかったことを証明している。
感想
この調査結果を科学レポートジャーナルに載せたとあるが、その価値があるのかどうか、私には分からなかった。

アポロ計画捏造説#36 につづく

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