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アポロ計画捏造説#30 WikipediaのFree return trajectory(自由帰還軌道)を訳してみました

アポロ計画捏造説#29 では、知恵袋に質問したことを書きました。

今度はWikipediaのFree return trajectory(自由帰還軌道)を訳してみました。
英語が少しおかしかったです。できるだけ、そのまま訳してみました。(分かりにくいけど原文の英語がそもそも分かりにくい)
間違ってるところがあったらそれはごめんさい。

WikipediaのFree return trajectroy には「地球-月」と「地球-火星」の2つの項目があったのですが、訳したのは「地球-月」の項目だけです。
「地球-火星」の項目には関心がなかったからです。

このページはWikipediaのページを訳しただけの公平な内容ですが、ブログ全体はアポロ捏造説について書かれています。人によっては受け付けないと思いますので、そういう人は他のページは参照されないよう、くれぐれもご注意ください。

自由帰還軌道(Free return trajectory)

自由帰還軌道とは、一次体(例として地球)から離れて航行し、二次体(例として月)によって引き起こされる重力が推進力を使わずに(つまり自由に)宇宙船を一次体に帰還させる宇宙船の軌道です。

「地球-月」
自由帰還軌道は地球-月体系に関して1963年にNASAのArthur Schwanigerによって紹介された。地球と月に関する議論に限定していえば、もしある点での軌跡が地球の中心と月の中心を通っている線を交差するなら、私たちは次に示す2点を識別することができる。
  • 月を周る自由帰還軌道(circumlunar free return trajectory)。宇宙船は月の裏側を通過します。そこで月の方向とは逆の方向(つまり地球の方向)に移動します。もし宇宙船が地球近くで西から東の方向に進んでいれば、全体的に見て8の字の形になります。
  • 地球と月の間に位置する自由帰還軌道(cislunar free-return trajectory)。宇宙船は月軌道を越え、月軌道の内側に戻り、月の正面に移動する。しかるに、宇宙船は月の重力によって転換され、再び月軌道を越え、地球から離れた道に向く。そして地球の重力によって地球に引き戻される。(これらの軌道と決して月軌道を越えて行かない同様の軌道との間には区別はありません。しかし後者の軌道は月には近接しないかもしれないので、関連するものとしては考えられていない。)
小近月点半径(small periselenum radius)(月に近づくところ)を持つ月軌道の平面内の軌道のため、「地球と月の間に位置する自由帰還軌道(cislunar free-return trajectory)」の飛行時間は同じ近月点半径を持つ「月を周る自由帰還軌道(circumlunar free return trajectory)」の飛行時間よりも長い。「地球と月の間に位置する自由帰還軌道(cislunar free-return trajectory)」の飛行時間は近月点半径の増加に伴って減少する一方、「月を周る自由帰還軌道(circumlunar free return trajectory)」の飛行時間は近月点半径の増加に伴って増加していきます。


地球の周りの月軌道が円形という単純化したモデルを使うことによって、Schwanigerは月軌道の平面内に周期的な自由帰還軌道が存在することを見つけた。この軌道では、地球上の低高度(近地点の半径(perigee radius)は6555kmのパラメータを使う)に戻った後、宇宙船は月に戻っていくだろう。この周期的な軌道は地球近くでは逆方向に回転し、東から西へ進む。これは約650時間の期間を持っており、月と比較してみると月は655.7時間すなわち27.3日である。慣性の(すなわち回転していない)座標系内の軌道を考慮すると、月が地球の片側上にいるときに、近地点(perigee)は月の下に直接発生する。近地点でのスピードは約10.91km/sです。3日後に月軌道に到着しますが、月から見て地球の反対側に行きます。さらに数日後、宇宙船は最初の遠地点(apogee)に届き、そして地球に向かって引き戻り始めます。しかし、そのとき、月は宇宙船に沿ってやってきて、そして宇宙船を引き付けます。宇宙船は月の半径2150km(つまり月の表面から上空410km)のところを通過し、2回目の遠地点にたどり着いたときに外側へ投げ戻される。そして宇宙船は地球へ戻っていき、最初にいた方向へ回っていき、そして1番最初の遠地点が発生したところの近くでさらにもう一つの遠地点を通過していきます。

2つの月、3つの月、といった複数の月の周期を持つ同様の軌道ももちろんあるだろう。それぞれのケースにおいて、2つの遠地点(apogee)は地球からさらにもっと遠くになるだろう。これらのことはSchwanigerは考慮しませんでした。

この種の軌道は、同じような3体問題のために、発生する可能性が当然あります。この問題は円形に制限された3体問題の1例です。

真の自由帰還軌道内では推進力はまったく不要である一方で、実際には小さな途中修正や他の操縦が必要になるかもしれません。

自由帰還軌道はシステム障害といったイベントが起きた中で安全に帰還できる1番目の軌道になるかもしれません。これはアポロ8号、アポロ10号、アポロ11号のミッションで使われました。このような場合において、自由帰還に適切に再エントリーすることは地球近くに戻ることよりもよっぽど役に立ちます。しかしそのときはそこから離れてしまわないために推進力を必要とします。すべてがうまくいったので、アポロミッションは自由帰還の利点を活用する必要もなく、月にたどり着く軌道に入れました。

月によって加速する自由帰還に向けて打ち上げる制約から生じた着陸地点の制限のため、アポロ12号以降のアポロミッション(致命的な結末を迎えたアポロ13号も含む)は、月軌道は短くそして大きな楕円形の地球軌道に打ち上げる、そして大気圏突入への効果的な自由帰還を持っている、複雑な軌道を使った。そしてこれらミッションでは自由帰還ではない月遷移軌道(trans-Lunar trajectory)に変化するための途中の操縦を行いました。これは打ち上げることで自由帰還上にいることの安全性を保持し、一旦システムがチェックアウトされたあと自由帰還から単に離れて出発し、そして月着陸船はバックアップ操作能力を提供する司令船とドッキングされた。実際に、アポロ13号では、事故が起きた後数時間以内に、計画されていた軌道から自由帰還軌道へ操縦するために、月着陸船が使われた。アポロ13号は自由帰還軌道で月の周りを実際にターンする唯一のアポロミッションだった。(ただし、近月点(perilune)のあと数時間後に推進力は使われ、10時間地球への帰還を高速化した。そしてインド洋から太平洋に着陸地点が移動した。)


Wikipediaを訳したページ

アポロ計画捏造説#31 につづく

参考URL
http://www.braeunig.us/apollo/free-return.htm

2 件のコメント:

  1. 記事いろいろ読んで参考にさせていたたいてます。
    当時こんな理屈を作ってたのですね。ですが、まるでファンタジーです。よほど古いSFでもなければこんな有り得ない理屈普通見られないです。月は地球の周囲を回転してるというだけで、直線的な接近は普通出来ないです。推進機構を使わずに遠心力や慣性に任せて月に到達しようとしたら、そもそも地球を周回する間に遠心力を抑えながら加速をつけ、十分な初速を得た後に遠心力を開放するという工程が必要です。そこで月までの移動を開始するまでの準備に推進機構はどうしても必要です。月に向けての移動を始めても、遠心力を頼りに月まで到達するのに地球を何周まわり回転径を大きくしながら月までの距離を縮めることになるでしょうか。地球から月への直線距離の何倍の距離を移動する事になるでしょう。アポロの話のように3〜4で着くことなどもないでしょうし、その後、都合よく8の字の軌道を描く事など有り得ません。

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  2. こちらにもコメントありがとうございます。
    これらのシナリオは全てSF作家のアーサー・C・クラークが作成したと言われていて、そのことは私のブログの アポロ計画捏造説#68 アーサー・C・クラークについて のページにまとめています。

    当時アポロミッションのテレビ中継を行っている際に、解説者として多数テレビ出演もされていたみたいです。彼自身が作った空想の技術ですから、自由に解説することができたのでしょうね。

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