アポロ計画捏造説#82 ヴァン・アレン帯を人間が通過することはできるか?

アポロ計画捏造説#81 では、アポロ計画の残された謎についてまとめました。

その中の「アポロ計画の残された謎」についてみていこうと思います。

1つ目は「ヴァン・アレン帯を人間が通過することはできるか?」です。

ヴァン・アレン帯について
  • 1958年にアメリカ合衆国が人工衛星エクスプローラー1号を打ち上げ、衛星に搭載されたガイガーカウンターの観測結果より発見されました。
  • 外帯と内帯の二重構造になっています。
  • 内帯は高度2,000~5,000kmに位置しており、陽子が多く存在します。
  • 外帯は高度10,000~20,000kmに位置しており、電子が多く存在します。
  • 太陽風や宇宙線からの粒子が地球の磁場に捕らわれて形成されていると考えられています。
  • ヴァン・アレン帯の粒子と大気とが相互作用を引き起こすことによってオーロラが発生すると考えられています。
エクスプローラー1号
  • 1958年に打ち上げられたアメリカ初の人工衛星。
  • ソ連のスプートニク1号の打ち上げ成功に対抗して行われました。

考察
エクスプローラ1号はアメリカ初の人工衛星であり、科学的な成果が求められたのかもしれません。そのために放射線の測定が選ばれたんだと思います。
ヴァン・アレン帯の存在があらかじめ予測されていたわけではなかったようです。


ガイガーカウンター
  • ガイガー=ミュラー管を応用した放射線量計測器。
  • 不活性ガスを封入した筒中を放射線が通過すると不活性ガスが電離され、陰極と陽極の間にパルス電流が流れるのでこの通電回数を数えます。
考察
エクスプローラー1号は宇宙空間でこの装置を外に出して計測を行ったことになりますが、できたのでしょうか?
また、地球上空を高速で周回移動していましたが、当時のレトロな機器で正しく測定できたのでしょうか?
放射性物質もX線みたいに波長を放出する機器もなく、放射能だけが存在するのが分かりません。


電子と陽子
  • 原子核を構成する要素のうち正の電荷を持つ粒子が陽子です。
  • 原子核と離れて負の電荷を持つ粒子が電子となります。

永久磁石
  • あらゆる物質を構成している原子は原子核と電子からなります。
  • 電子は電荷を持つと同時に、スピンという性質をもっています。
  • スピンとは電子の自転運動に相当するもので、このスピンによって電子そのものが磁石としての性質を帯びています。

考察
地球の磁場はあくまでも磁力であり、磁場の影響を受けるなら磁力を持つ電子となります。
陽子は磁力を持たないので、地球の磁場の影響を受けることはありません。
ヴァン・アレン帯の内帯は陽子が集まっていると言いますが、何が陽子をそこにとどまらせているのでしょうか?


オーロラ
  • 天体の極域近辺に見られる大気の発光現象です。
  • 光(可視光)以外にも各種電磁波や電流と磁場、熱などが出ます。
  • 南極と北極で形や光が似通う性質があり、これを共役性といいます。
  • 地球以外の惑星でも地磁気と大気があれば出現します。
  • 状況さえ再現すれば、人工的にオーロラを出すこともできます。

考察
しかしオーロラは地面から噴き出すように出現することもあります。
ヴァン・アレン帯がオーロラの原因だとしたら、このような現象はありえません。
オーロラの原因はまだ分かっていませんが、この写真を見る限りヴァン・アレン帯や太陽風といったものとは関係がないだろうことは分かります。


ヴァン・アレン帯の放射能データ
ヴァン・アレン帯の放射能測定データはNASAおよび運命共同体のJAXAやESAが握っています。
したがって、現在公表されているデータが正しいかどうか比較可能な第三者のデータは存在しません。
実際にヴァン・アレン帯が存在して人類が通過できるのか、それとも実は人類が通過するのは不可能なのか、またはヴァン・アレン帯自体が存在しないのか、NASAの公開情報のみしか判断材料がありません。

考察
JAXAは探査衛星エルグを2016年度中に打ち上げてヴァン・アレン帯の調査をすることになっています。精密な調査をするためではなく、「人類が通過することは可能」と発表するためだけに行われるのだと思います。日本の組織がそのような発表をすることで信ぴょう性を上げようとしているのだと思います。(※n7 JAXA、探査衛星エルグ公開 イプシロンで打ち上げへ 参照)


残された謎
1950年代後半~1960年代、宇宙開発ミッションも放射能の研究も軍事的な価値を持っていました。
放射能の研究はそのまま核兵器につながるからです。
その研究予算を取るために、宇宙空間に放射能があると言って利用したのではないかと思うのです。
そうすれば一般大衆には宇宙開発という夢を見せながら核開発の研究が可能になります。
アメリカだけでなくソ連も同じように放射能研究のメリットはありました。
このような危険なゾーンが存在すると発表することで、他国の有人宇宙開発を抑止する効果もありました。

つまり、私が考えているのはそもそもヴァン・アレン帯は存在しないのではないかということです。


アポロ計画捏造説#83 につづく

参考URL
Wikipedia - ヴァン・アレン帯 / エクスプローラー1号ガイガー=ミュラー計数管電子陽子永久磁石オーロラ

10 件のコメント:

  1. 電子に磁力があると言っても、地球磁場との相互作用はローレンツ力によるものです。陽子とは逆方向の軌道に曲げられます。電子スピンが地磁気と相互作用するとしてもエネルギー的に非常に小さく、無視できると思います。

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    1. Social Chemistryさん
      コメントありがとうございます。
      私はいろんな観点で疑惑を見てきましたが、科学的、工学的な点はいろいろと落ち度があり、見ていただいてうれしいです。
      じゃあヴァン・アレン帯はあるの?って言われたら、私は存在しないんじゃないかって思っています。
      それはこのページだけでなく、最初から一通り見てからだと、私がどうしてそう思うかが良く分かると思います。
      Social Chemistryさんもブログをお持ちでアポロの疑惑に関心があるみたいですね。
      もしねつ造と結論づけたなら、私のねつ造派リンク集に載せたいので教えていただけたらと思います。
      では。
      わいあん

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    2. アポロの月着陸は捏造だと思います。だた、ごく最近この件に関心を持ち出したので、あと2ヶ月くらいして、自分は捏造派なのかどうか結論を出したいと思います。

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    3. 私はアポロ捏造のことを初めて知った時にこのブログを書き始めました。
      1か月ほどはずいぶん悩んでましたが、7月の⑱の映像疑惑のページ作成中に偽装を確信しました。
      映像疑惑はそこで調べつくしたと思ってます。

      捏造にもいくつかの種類があります。
      ・月にはたどり着いたが月面着陸はしていない。
      ・地球を周回していた。
      ・ロケットは空っぽで乗組員は避難していた。
      私は3個目の「ロケットは空っぽで乗組員は避難していた」を支持していて、NASAは月に行ける技術を持っていなかったというものです。

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  2. ヴァンアレン帯が存在しないという説には驚きました。ガイガーカウンタではγ線やX線計測が出来ると思います。陽子や電子がガイガーカウンタの表面などにぶつかると、制動X線などが発生して、カウントすると思います。記録式にして、それを回収すれば結果が時間の関数として表示できると思います。
    陽子などが捕捉されるのは、常に太陽風として送られてくることと、粒子間の衝突で一旦減速されると磁場の存在するところでは、磁場の方向には逃げられるが、磁場と垂直の方向には逃げられないので、不完全ながら捕捉されるからだと思います。今まであまり考えなかったので、間違いがあるかもしれません。あれば、ご指摘ください。

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    1. 私のブログはほとんどが他の出典をまとめたりしたものなのですが、ヴァン・アレン帯が存在しないのではないかというのは他の出典があるわけではなく私の考察結果になります。なので信ぴょう性は薄くても仕方ないかなと思ってます。
      そして私は太陽風もNASAが作り出した幻影の気がしています。
      そのことは アポロ計画捏造説#86 にまとめています。

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  3. 久しぶりに訪問しています。というのもアルテミス計画が発動され様々な有人月探査への準備する記事を見るにつけ「あれ?それ今更検証するの?」みたいな印象を抱きました。
    大気圏再突入然り、バンアレン帯や月周辺での人体への放射線影響などNASAは過去に検証されてたのではないんですかね。

    記事引用↓
    アルテミスのチームは、オリオンの熱シールドが時速25,000マイル(マッハ32)の大気圏再突入時に華氏5,000度(2,760℃)の灼熱にどう対処するのか注目することになる。この熱シールドには「AVCOAT(アヴコート)」と呼ばれる新しい熱シールド素材が使われており、オリオンの底にある連結されたブロックに組み込まれている。

    この素材は熱を帯びると、一部が剥がれ落ちる。このような熱シールドは、月から帰還する宇宙船が経験するような速度でテストされたことはない。

    さらに、チリや南アフリカにあるNASAの地上局「Near Space Network」により、通信やナビゲーションシステムが正常に機能するかどうかも確認することになる。さらに、司令官「ムーニキン・カンポス」と名付けられた3体のマネキンが装着するセンサーから放射線データを収集し、宇宙船の軌道やクルーモジュールの温度などのデータも収集する。

    引用終わり↑

    何かモヤモヤするw

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    1. 今でも見に来てくださって、コメントもしていただいて、ありがとうございます。

      アルテミス計画はNASAが主導で行っているということですから、アポロ計画の実績をベースにしてシナリオを改善する形で行われると思います。つまりはアポロ計画が偽装であればアルテミス計画も偽装されるということです。

      注目を浴びる、資金を集める、宇宙開発についての影響力を強める、といった類のことが目的であれば、それでいいんじゃないでしょうかね。それに、記事ではそれらしい話をしていますが、アポロ計画で使われたシールド技術を無視してみたり、さらには3体のマネキンとかの話についてはもうどうでも良すぎです。

      私はこんなですが考え方はそれぞれですので、楽しめるといいですね。

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  4. 返信ありがとうございます。
    もの凄い矛盾を押し通すのか、過去の月探査のデータを破棄してしまったというNASAの壮大な前振りが功を奏するのか。
    楽しみです。
    50年前の技術でも行けたのに、何より中国が有人機を送ってないのはもの凄い不自然…あの国なら人命軽視で敢行しそうなものなのに(個人的な意見です)

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    1. 中国の話、激しく同意です!!(笑)
      しかし、過去の資料だけならいざ知らず、今のネットの人たちは本当に目が肥えていますから、どうなるのかは私も楽しみです。

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