アポロ計画捏造説について⑮疑惑と反論(写真・映像に関するもの)

アポロ計画捏造説について⑭ ではビル・ケイシングの著書"We Never Went to the Moon"について調べました。

次は疑惑の映像について整理したいと思います。

たくさんあるので、まずはWikipediaのアポロ計画陰謀論にも載っている疑惑からまとめてみたいと思います。
反論もあるのですが、中には納得のできないものもありました。

Wikipediaに載ってないものは別のページでまとめようと思います。

ここは「写真・映像に関するもの」です。
「科学・技術に関するもの」は次の アポロ計画捏造説について⑯ でまとめようと思います。

疑惑1
月面で撮影されたはずの写真なのに、空に星が写っていないのはなぜか。
AS11-40-5851
反論
星が写真に写っていないのは、撮られた時間が月の昼間に当たる時間であり、太陽光が当たって輝いている地表に露出を合わせているからで、写っている方がむしろおかしい(地球上でも天体写真を撮る際には、星に露出を合わせなければ撮れない)。

感想
確かに星を写したければ秒単位のシャッタースピードが必要ですよね。
これは反論の通りで星が写っていないのが正しいと思いました。

疑惑2
月面は真空であるはずなのに、写真や映像に写っているアメリカ合衆国の国旗(星条旗)がはためいているのはなぜか。

反論
星条旗を地表へねじ込む時にポールを動かすので、真空中でもその反動で旗は動く(映像では、ポールに触れてしばらくの間しか旗が動いていない)。真空中では空気の抵抗が存在しないため、地球上よりも旗が動きやすいし、一度動き出した旗はなかなか止まらない。宇宙飛行士は格好よく見せようとあえてそれによって生じたしわを伸ばさなかったため、写真では飛行士が触っていない旗もまるではためいているかのように見えている。
AS11-40-5874
AS11-40-5875
2つの写真を重ねると旗がまったく動いていないのが分かります。

感想
大気中よりも真空のほうが旗はなびくというのは知らなかったです。
しかし動画の1:15あたりは扇風機で煽ったんじゃないの?って言わんばかりのなびき方に感じました。
あと、下の動画ですが、アポロ15号では旗に触れていないにも関わらず、宇宙飛行士が近くを通り過ぎたところで揺れています。
なので、反論の解説は不十分だと思いました。

疑惑3
アポロ11号でアームストロング船長が月面に最初の一歩を印そうと梯子を降りていく映像が無人の筈の月面から捉えられているのはなぜか。

反論
11号の月着陸船には、まさにその映像を捉えるために昇降梯子の横のMESA装備収納ハッチにTVカメラが装備されていた。

感想
アポロ計画捏造説について⑩ でも書いたのですが、準備が良すぎなのが腑に落ちないです。
セットで作られた疑惑もあり、それについてはのちほど書こうと思います。

疑惑4
アポロ11号の最初の足跡の写真も、真空で水の無い月面の砂に印されたにしては型崩れも無くハッキリしすぎている。
AS11-40-5877
反論
水も空気も存在しない月面の砂(レゴリス)は、粒が細かい上に侵食を受けていないため丸まっておらず、地球の砂に比べて非常に固まりやすい性質がある。

感想
特に疑問に思わなかった点なので、どうでもよかったです。

疑惑5
月着陸船の影に当たる部分も、はっきりと写真に写っているのはなぜか。
AS11-40-5863-69
反論
月の表面の砂は、光が入ってきたのと同じ方向に強い反射(再帰性反射)をする性質があり、太陽光が砂に反射して、レフ板のようにそれらを照らしているからである。

感想
月面はもっと暗いかと思ってました。でも月って夜光ってますからそう言われればそうかなぁって気もします。

疑惑6
影の方向が、写真内でバラバラになっていたり、長さが違うのはなぜか。光源が複数あるためではないのか。
AS14-68-9487
反論
写真という二次元上の表現では、遠近法により影が平行であってもそう見えないときがある。また地表の傾きに差があった場合などは、影の長さが変わっても何ら不自然ではない。そもそも光源が複数ある場合、影は方向がばらつくのではなく一つの物体に対して複数発生してしまうが、複数の影が写った写真は存在しない。

感想
はじめは私も不思議に思いましたが、いろんなサイトで解説していて上の写真は納得です。
分かりやすかったサイトを載せておきます。
http://www.asios.org/apollo.html
http://www.hasaan.com/2012/08/debunking-moon-conspiracy-theories.html
http://codoh.com/library/document/1525/
http://www.clavius.org/shad45.html

そして、下の写真を見てみてください。
こちらも影の問題なのですが、写真を撮影したアームストロングの影が不自然に左側に寄っています。胸にカメラを構えて写真を撮れば影は真下に映るはずです。
AS11-40-5961
これは遠近法や地表の傾きでは説明がつかないです。
十字マークもちゃんと写り込んでいるので切り抜きや合成等の加工もしていないにもかかわらずです。
反論の解説は不十分だと思いました。

疑惑7
月面に着陸船が下りる際、噴射の反動で大きなクレーターができるはずなのに、それが写っていないのはなぜか。(写真は着陸船下降段のエンジンノズル)
AS11-40-5864
反論
月の表面の土は固く、さらに着陸船はスロットルを緩めて前に滑るような形でゆっくり着地したため、クレーターができるほどの衝撃とはならなかった。

感想
このイメージはどこに行っちゃったんでしょうか?

ただ、引きずった跡もなく、足にまったく砂をかぶっていないのがおかしいという疑惑があります。
※宇宙飛行士が歩きながら砂を舞い上げる動画が多数あります。
AS11-40-5918
反論の解説は不十分だと思いました。

疑惑8
月面で宇宙飛行士が楽しそうにジャンプしている映像があるが、重力が弱く真空の月面でジャンプすれば空高く飛ばされる筈であるが、なぜ飛ばされないのか。(写真はジャンプして星条旗に敬礼するジョン・ヤング)
AS16-113-18339
反論
宇宙服の質量は約80kgあり、月面でも重量は約13kgwになる。また関節なども曲がりにくくなっており、高くジャンプするようなことは不可能である。

感想
この動画では4 feet(1.2m)飛んでると言ってます。しかし足の部分は隠しているしそんなには飛んでいないように見えます。演技の限界じゃないでしょうか。。。

疑惑9
宇宙飛行士の背中の箱に、飛行士を吊り下げるワイヤーらしきものが見える。
AS12-49-7307
反論
フィルムの傷かアンテナのようにも見える。いずれにしろ吊り下げるには重心から外れている。

感想
背中の箱に見えるのはアンテナでいいと思います。
アポロ計画捏造説について① の動画(アポロ計画の嘘 徹底検証)では、画面上部にワイヤーらしきものが光ってました。その疑惑が残っています。

疑惑10
アポロ11号で月面着陸当日に撮影されたという映像と、翌日4km離れた場所で撮影されたという映像の背景(石の形状や配置など)を重ね合わせると、非常に酷似している。(疑惑はアポロ11号ではなくてアポロ16号。アポロ11号は1日しか船外活動していない。)
反論
月では遠近感がわかりづらいが、山や岩が十分遠くにあれば、ある程度移動してもその見え方は変わらない。またそもそも映像が翌日に別の場所で撮影されたという明確な根拠も示されていない。(これについては、「実際にNASAが写真の管理ミスをしていたのではないか」とも言われている。)

補足
2つの疑惑があります。

1つ目は上に述べたものでアポロ16号の別々の日に撮ったとされる2つの動画の背景が一致している疑惑です。

月探査ステーションのサイト によれば、問題の2つの動画ファイルは、
(1) http://www.hq.nasa.gov/alsj/a16/a16v.1444638.ram (1分45秒付近)
(2) http://www.hq.nasa.gov/alsj/a16/a16v.1445240.ram (2分42秒付近)
となっています。

The Moon Landing: Fact or Fiction? によれば、これはNASAの管理ミスで、フィルムが公開された時NASAは2つの丘は4km離れていると説明したが、実際には2つのファイルは3分間隔で撮影された同一の丘ということです。

現在はApollo 16 Video and Movie Clips の"Geology Station 4 at the Stone Mountain Cincos"に2つとも動画ファイルは置かれています。"Journal Text: 144:46:38"と"Journal Text: 144:52:40"のところですね。

2つ目はアポロ15号の2つの写真の背景が同じという疑惑です。
AS15-82-11057
AS15-82-11082
背景は一致しますが、横に移動して撮れば矛盾はないという反論です。

感想
そもそもNASAが別々の日に撮ったって言ったんじゃねーか。

疑惑11
月面の宇宙飛行士の動きを倍速にして見ると、地球での人間とまったく変わらない動きになる。
反論
月の重力は地球の1/6であり、地球と比較した物体の落下時間はその平方根に反比例した約2.44倍となるから、倍速の映像と似ているのは当然。また重力差の影響で、ステップの踏み方など地球上のそれとは明らかに似ていない行動を見せる部分もある。

感想
ワイヤーを使ったりスローモーションにしたりして月面上の映像が作れるということも合わせて分かりました。
ステップの踏み方を演技でカバーすれば、地球上でも作れないことはないってことですね。

疑惑12
アポロ計画で使われたカメラには、被写体の大きさを測るために十字が刻まれているが、そのいくつかが欠けている写真がある。
AS12-47-6897
AS17-140-21496
AS16-107-17446
反論
十字が消えているのは写真の被写体が白い場合であり、黒い十字が強い白色の露出によって消されてしまったことで生じたものである。

感想
はいそうなんですね。

疑惑13
月面の石に「C」の文字らしきものが書かれているのが写っている写真があるが、石をセットの小道具として配置した際のミスではないのか。
AS16-107-17446
反論
「C」の文字らしきものが写っているのはジョンソン宇宙センターのイメージライブラリにある写真だが、NASAに保管されているオリジナル写真ではそれが写っていない。また石と文字らしきものではフォーカスの合い方も異なっていることから、焼き増しの際に紛れ込んだホコリか髪の毛の可能性が高い。

感想
上の写真はジョンソン宇宙センターのサイトから持ってきました。
NASAのサイトのAS16-107-17446にはこのマークは入ってないです。

疑惑14
前景(月面)と遠景(山地)の間に境目の線が写っている写真があるが、山地を背景に描いたセットを用いて撮影した跡ではないのか。
AS17-145-22182 
反論
境目の線は月の地平線である。月では空気がないため距離感が失われやすく、また地球より小さい月では地平線がより間近にあることから、地球の風景に慣れていると月の風景は一見不自然に感じることがある。

感想
肯定派:知らないと思いますが月はこういう景色なんです。
捏造派:セットで作れますね。
平行線になるわけです。

疑惑15
月で撮影された写真はどれも露出・構図が完璧なものとなっているが、手袋をはめた状態でファインダーのないカメラで撮影した写真が、このような完璧なものばかりとなるのは不自然である。
AS15-88-11866
反論
宇宙飛行士はアポロ計画の宣伝性という面から、月面の写真を撮るための練習を多く重ねており、カメラについて熟知していたものと思われる。また公開されている写真が良好な状態のものに限られているだけであって、実際には失敗した写真も数多くある。NASAのアーカイブでは失敗した写真を見ることもできる。

感想
昔のカメラの扱い方についてはあまりよくわからないです。
私の疑問は真空で使えるの?だったりします。。。


否定派よりに考えれば、疑惑15個のうち完全に納得がいった反論は8個で、残り7個は捏造も可能だよなぁという内容でした。

次は「科学・技術に関するもの」の捏造派の主張と反論を見てみたいと思います。
こっちは反論通りでおさまるんじゃないかと思いますが。。。

アポロ計画捏造説について⑯ につづく

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